親のお金を銀行員から守る!〜銀行の「高齢者への金融商品勧誘」の理由と対処法(3)

「親のお金を銀行員から守る!」をテーマにお話してきた3回シリーズ。最終回となる本稿では、銀行による金融商品の勧誘から高齢の親のお金をどう守っていけば良いか、その対処法についてお話していきたいと思います。

第1回:『親のお金を銀行員から守る!~狙う側の銀行員が内情を明かします(1)
第2回:『親のお金を銀行員から守る!~銀行員が語る「銀行にとっての富裕層」とは(2)

銀行が「富裕層で高齢者」を勧誘する3つの理由

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前回、銀行の考える富裕層とは「金融商品の販売が可能な人」、もっと言えば「うまく勧誘したら、成約できそうな人」だと述べました。今回はまず、銀行が「富裕層で高齢者」を積極的に勧誘する理由を整理していきましょう。

1:高齢者は、あまりお金を使わない

若い世代と比べると、高齢者はあまり無駄遣いをしない人が多いものです。もちろんアクティブに旅行などをする人もいますが、そういった人でも意外に普段の生活は質素だったりします。

あまりお金を使わないからお金が減らず、結果的に資産が貯まったとも言えますが、いずれにせよ高額な金融商品を販売できる見込みがあると言えるでしょう。

2:高齢者だから、もうお金を使い切れない

これは上記にもつながることですが、自分の人生で残された時間を考えると「もうお金を使い切れない」と感じている高齢者も多いものです。また、自分の墓にお金を持っていくよりは、子供や孫に残してやりたいという親心もあるでしょう。

そういった気持ちが金融商品、特に終身年金といった商品を販売する銀行の狙い目(顧客ニーズと言ったほうが無難でしょうか)になります。

3:高齢者は、いつでも会えるし話も聞いてくれる

働き盛りや若年層は銀行員と同じ時間軸で生活しています。銀行員が仕事中なら、そういった人もみんな仕事中で会えるわけがありません。

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勤続30年の現役銀行員。金融ライター。
銀行員として数え切れないほどのお客様と会い、相談に乗り、一緒に悩んだ経験では誰にも負けない自信があります。
取り組んでいく記事も、そんな一介の銀行員目線で書いています。