国民年金の納付状況は?

厚生労働省の「平成29年国民年金被保険者実態調査」(2017年)によると、1367万1000人(※)の保険料納付状況は以下の通りです。

(※)平成29年3月末現在における国民年金第1号被保険者1575万4000人のうち、任意加入被保険者、外国人、法定免除者、および転出による住所不明者除く第1号被保険者およびその属する世帯。

納付者:650万4000人(完納者:508万3000人、一部納付者:142万1000人)
1号期間滞納者:264万8000人
申請全額免除者:220万8000人
学生納付特例者:179万2000人
納付猶予者:52万人

納付者は47.6%です。滞納者は19.4%で約2割ですね。2014年の滞納者は368万4000人で23.1%だったので、若干ですが減少しています。

納付者を年齢別にみていきましょう。

20~24歳:76万1000人(11.7%)
25~29歳:50万人(7.6%)
30~34歳:62万3000人(9.6%)
35~39歳:74万人(1.1%)
40~44歳:89万8000人(13.8%)
45~49歳:93万2000人(14.3%)
50~54歳:87万3000人(13.4%)
55~59歳:117万8000人(18.1%)

もっとも納付者が多かったのは、「55~59歳」。意外にも、20代前半の納付者も多いですね。

では逆に、第1号滞納者を年齢別にみていきましょう。

20~24歳:43万3000人(16.4%)
25~29歳:29万人(11%)
30~34歳:31万人(11.7%)
35~39歳:31万7000人(12%)
40~44歳:34万人(12.8%)
45~49歳:38万8000人(14.7%)
50~54歳:29万8000人(11.3%)
55~59歳:27万1000人(10.2%)

もっとも多いのは20代前半ですが、どの年代でもある一定の滞納者はいるようです。

では就業状態を見ていきましょう。