2019年4月に農林水産省から公表された「食品ロス量(平成28年度推計値)の公表について」によると、2018年度にまだ食べられるのに捨てられた食品ロス量は約643万トンもあることがわかりました。世界的にも問題になっている食品ロス。家庭からもかなりの量がでており、わたしたち1人1人が意識して減らしていくことが大切です。

また、家庭からでる食品ロス量を減らすことができれば、冷蔵庫の中が整理され、食費削減効果も期待できます。この記事では食品ロスの問題と、家庭でできる冷蔵庫の整理整頓方法について、くわしく解説します。

食品ロスとは

消費者庁の「食品ロスについて知る・学ぶ」によると、食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。日本では、年間約2,759万トンの食品廃棄物等が出されています。このうち、いわゆる「食品ロス」は約643万トン。この数字には、事業系食品ロスも含まれています。