「産んで後悔している」はタブー? 悩む母親を「だったら産むな」と切り捨てないで

母親になったことを後悔している26歳から73歳までの23人の女性の証言をまとめた『母になった後悔:社会政治的分析』(2015年刊、未邦訳)という研究書があります。

書籍自体は邦訳されてはいませんが、今年の初めに本書の著者であるイスラエルの社会学者オルナ・ドーナトさんにインタビューした記事が海外メディアに掲載。その邦訳記事がクーリエ・ジャポンに掲載され、また翻訳者の相川千尋さんがツイッターに投稿するや否や、共感の声が相次ぎました。

続きを読む

子どもを産んだことを、そして母親になったことを後悔している。きっと、そんなことを公言したら「なんて母親だ!」とバッシングの嵐が起きるかもしれません。しかし、しかし、その感情を 「臭いものにフタをする」 かのように否定して、ないものにすることのほうが筆者は危険なことだと感じます。

「よかった、私は自分の子どもをかわいいと思えている」

2018年に第一子を出産した筆者。夫が激務のためにワンオペ育児中ですが、保育園の力も借りながらなんとか仕事と子育てを並行してやっています。

目が離せなくなってきた1歳半過ぎという月齢に入った今、子どもと一緒に過ごすなかでふと抱く感情があります。それは、「よかった、私は自分の子どもをかわいいと思えている。子どもを産んでよかったと思えている」という安堵感。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
秋山 悠紀

早稲田大学文化構想学部出身。女子高でサッカー部、フリーター、演劇活動、編集プロダクションなどを経て独立。
子育てへの不安から1年半の保育園勤務の後、第一子を出産。
現在、長男を育てながら女性の生き方、子育て、ジェンダー、社会、旅、ドラマ、映画について執筆中。