「もしものときの備え」として死亡保険に加入している人は多いでしょう。しかし、必要以上に加入した結果、家計が圧迫されてしまうケースも珍しくありません。

そのような「保険貧乏」になってしまうと、日頃のやりくりや将来への貯蓄にも影響が出てきますよね。こうした事態にならないように、今回は死亡保険に関する知識をおさらいしていきましょう。

みんなの「死亡保険金額」はどれくらい?

さて、よそのお宅は死亡保険にいくらかけているのでしょうか。必要とされる保障はそれぞれの家庭によってさまざまとはいえ、面と向かって聞きづらい話題ですよね。

そこで、生命保険文化センター発表の『平成30年度 生命保険に関する全国実態調査』をもとに、年代ごとの保障内容の違いをみてみましょう。

【世帯主の年齢別でみた世帯の普通死亡保険金額(全生保)】
29歳以下:2,475万円
30-34歳:2,883万円
35-39歳:2,857万円
40-44歳:3,032万円
45-49歳:3,050万円
50-54歳:3,183万円
55-59歳:2,618万円
60-64歳:2,493万円
65-69歳:1,615万円
全体:2,255万円

普通死亡保険金額が最も高いのは、世帯主が50-54歳の世帯という結果になりました。その後は、年代が上がるにつれて金額が減少しています。教育費や住宅ローンの返済といった大きな出費がひと段落し、保障内容を整理する家庭が多いのかもしれませんね。