あと1カ月で新年度。希望に燃えていた新入社員の頃と違って、新年度の始まりを楽しみにできないという方、また育休からの職場復帰を控えて気が重いという方もいるかもしれません。

慌ただしい年度末や何かと変化のある新年度を控えて憂うつになることも多いこの時期。会社員としてワーキングマザーを経験し、その後、独立・起業をされた経営アドバイザーの垣屋美智子さんが、会社員のメリットとデメリットを教えてくれました。

※本稿は、有料メルマガ『垣屋美智子のキイトク』(まぐまぐ!)の一部を再編集したものです。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

キャッシュフローが保障されているのが会社員の最大のメリット

Q:会社員を経て独立した経験から、会社員のメリットとデメリットは何だと感じられていますか?

A:先月号で独立の際の苦労を書いたことに対してのご質問ですね。ありがとうございます。

会社員を経て独立した私が考える会社員の最大のメリットは、お金の心配をしないで良いことです。毎月決まった額の給与が貰えて、ボーナスも貰えます。そこから天引きという形で社会保険や税金も引かれますので、お金のやりくりに頭を使わないで良いのはメリットです。

キャッシュフロー(お金の流れ)が保障されているので、クレジットカードも問題なく持てますし、住宅ローンも組みやすいです。収入が一定なので、光熱費や子供の習い事の月謝といった月々の支払い負担への心労も軽減されます。