昨年は家計へ大きな影響を及ばした消費増税がありましたね。さらに今年は、年収850万円以上の給与所得者に対する増税も待ち受けています。年金制度や老後の生活への不安、これらを機に節約を始めたという人も多いかもしれません。

しかし、節約を始めてみたものの、いまいち効果が出ていないと感じている人もいるのではないでしょうか。そんなときには、自分の節約方法を見直してみる必要があります。

というのも、一般的に「節約の常識」とされている方法でも、人によっては上手くいかないことが往々にしてあるからです。そこで今回は、節約の2大常識とも言える「自炊をする」「携帯電話を格安スマホに変える」が、本当に自分にとって効果的な節約方法なのかを一緒に検証していきましょう。

自炊でコストが上がる!?

「節約する」と考えたときに、手っ取り早く食費の節約から始める人は少なくないでしょう。食費の節約方法を調べると、「自炊する」と真っ先に書かれていることが多いですよね。たしかに人によっては、自炊は食費を下げるのにとても有効な方法です。

ですが、これまで全く自炊をしていなかった人が自炊を始めるためには、新たに調理器具や調味料などを購入しなければならず、一時的とはいえ出費が増えることがあります。

特に1人暮らしの人は、せっかく買った食材を期限内に使い切れずに捨ててしまい、また新しい食材を購入するということを繰り返し、余分なコストがかさんでしまうこともあるでしょう。バラ売りの野菜や小容量の調味料を買うという手もありますが、このような食品は割高なことが多いですよね。