昔は夜通し語り合ってもまだ話し足りなかったのに。くだらないことでも話題はつきなかったのに…。
ふたりの間に子どもが生まれ、成長し、また再びふたりの時間が多くなった…。そんな夫婦の間に立ちはだかる問題、それは「会話がない」。

夫婦の間に流れる気まずい空気、いつもの何倍も時間が経つのが遅く感じる…。果たしてそのままにしておいていいのでしょうか?

私たち、何話してたっけ?

Aさんは結婚15年目。子どもは7歳の双子の女の子です。お互い故郷は県外なので、夫婦ふたりで協力して双子姉妹を育ててきました。毎日がめまぐるしく、でも幸せな日々。A子さんは夫にも感謝し、「この人と結婚してよかった」と改めて実感していたそうです。

子どもたちは20時に就寝。夫は帰宅が21時ごろなので、夫の分の食事を準備しては、自分は子どもたちと寝落ちしてしまう毎日。しかし、子どもたちが小学校に上がると同時に環境は一変しました。子どもたちが「小学生になったから、もう自分たちで眠れる」と宣言し、Aさんの寝かしつけが不要になったこと、夫の会社が働き方改革を実践、毎日21時帰宅だった夫が週に2回、19時ごろに帰宅するようになったのです。