金融庁の「老後資金2000万円」問題で、資産形成への関心が高まっています。その背景にあるのは、厚生労働省が発表したデータによれば、日本人の平均寿命は男性で約81歳、女性においては約87歳と、過去から伸び続け、長寿化が続いていることがあげられます。

しかし、老後資金のための金融資産が十分ではない世帯も多くあります。ここでは定年退職前後である現在の60歳代の貯蓄額と、老後資金を貯めるにはどのようにすればいいのかについてみていきます。

60歳代の金融資産の平均はどのぐらい?

さて、60歳の人のうち、どれくらいの割合の人が何歳まで生きるのでしょうか。

平均寿命を見るだけでは、そうした状況は見えてきません。金融庁により2019年4月12日発表された「人生100年時代における資産形成」を参考に見てみましょう。

2015年の推計では、現在60歳の人が85歳まで生きる割合は64.9%、90歳まで生きる割合が46.4%、95歳まで生きる割合は約25%とされています。

つまり、60歳で定年を迎えても、約半分程度の方が90歳まで生きることになります。いくつで定年を迎えるかという議論はありますが、60歳で退職しても約半分の方は30年間老後生活があることになります。

それでは、現在60歳代の人はどの程度の金額を貯蓄しているのでしょうか。金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)2019年(令和元年)の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」で確認してみましょう。

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