勤続30年の銀行員が見た「お金が寄ってくる人」の特徴

どうしてそうなったのかを考えたとき、Aさんが持つ「吸引力」が原因だという結論に至りました(もちろん実際には、あくまで銀行員として節度ある付き合いをしたつもりです)。

「吸引力」があるからお金にモテる?

吸引力とは、その人が持って生まれた天性の部分と、家庭環境、教育やその人自身の生き方から発せられるもので、そういう人にはお金が向こうから集まってくるようです。まだ、概念的、抽象的だと思いますので、Aさんを例に具体的に見ていきましょう。

”先祖代々お金持ち”には、それぞれの哲学がある

Aさんの家は、江戸時代から代々続く地域の顔役的な存在でした。聞いたところでは、代々困った人にお金を融通してあげて、しかも取り立てらしいこともせず、なかにはうやむやになってそのままの人もいて「あの家には足を向けて寝られない」人もいたそうです。

商売上手、お金を稼ぐのも上手なのでお金が集まり、惜しげもなく困った人に援助するいわば「篤志家」だったので、恩義に感じた人からさまざまな恩返しがあり、結果的に財を築いていったとのことでした。

家訓として「困った人に援助を惜しむな」と教えられてきたAさんも、同年代からの人望は厚く、それが仕事に良い具合につながり事業が発展していきました。やはり、お金持ちを代々続けてくることができた家には何かしら秘訣があり、これだけは、一般の人には太刀打ちできない部分だなと感じたものです。

飾らない人は、お金にも人にもモテる

前述のようにAさんは人望が厚かったのですが、それには自分を「飾らない」という点もあると思います。

このAさん、ハッキリ言って見た目は不良(今風に言うとヤンキー、DQNでしょうか)というかコワモテなのですが、妙に人なつこく、そして飾らない人でした。銀行員として訪問すると、いつも決まってエプロンとゴム長靴で加工作業をしていました。

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勤続30年の現役銀行員。金融ライター。
銀行員として数え切れないほどのお客様と会い、相談に乗り、一緒に悩んだ経験では誰にも負けない自信があります。
取り組んでいく記事も、そんな一介の銀行員目線で書いています。