昨年は10月の消費税率引き上げに伴う「キャッシュレス・消費者還元事業」など、何かとキャッシュレスが話題になった年でしたね。

さらに今年、2020年からはマイナンバーカードを活用した消費活性化策として、マイナンバーと紐付けたキャッシュレス決済の利用で国がポイントを還元するという「マイナポイント」の導入も検討されているようです(※)。

とはいえ、家計管理ベタな人の中には「使い過ぎが怖いから…」と、便利であることはわかっていても、クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済の利用を、なるべく避けているという人もいるのではないでしょうか。

しかしそういった人ほど、クレジットカードや電子マネーなどを上手に活用することで、家計管理がうまくなる可能性を秘めています。

そこで今回は、キャッシュレス化で家計管理がうまくいく理由と方法、そして失敗しないためのポイントを詳しく紹介していきましょう。

※参考:「マイナンバーカードを活用した消費活性化策(マイナポイント)

キャッシュレス化で家計簿の手間を省く

「家計をうまく管理するには家計簿をつけて支出を管理し、見直すことが大事」ということは、ほとんどの人がわかっていることでしょう。ですが、管理ベタな人やズボラな人にとっては、上手な家計管理の第1歩である「こまめに家計簿をつけること」が、すでにハードルが高いのではないでしょうか。

レシートをもらっても「あとで家計簿につけよう」と放置して忘れてしまったり、そもそもレシートをもらい忘れて、いくら使ったのかわからなくなってしまったという人もいるかもしれません。

ここで役立つのが、クレジットカードや電子マネーの利用明細です。現金払いだと自分で家計簿をつける以外に、お金の使い道や使った金額の記録を残す方法がありませんよね。

しかし、クレジットカードや電子マネーは「いつ、どこで、何に、いくら使ったのか」という記録が自動的にデータとして残ります。そして、そのデータはクレジットカードや電子マネーの会員サイトやアプリなどから、簡単にチェックすることが可能です。