「看板」を広告スペースだけに使うのはもったいない! ビジネス拡大の秘訣とは

スターリンク長尾社長に聞く(前編)

大竹:まさに「積層ビジネス」ですね。空き地に看板を立てさせてもらって、その賃料を持参して世間話をする手法はストックビジネスアカデミーでも素晴らしい仕組みとして何度も紹介させてもらっています。

長尾:その仕組みは、エリアリンク時代からですね。

大竹:そうですか、私はてっきりスターツさんの手法とばかり思っていましたが、心憎いまでの地主さん囲い込み方法を実践したのは長尾社長自身だったのですね。

「看板」の副次的効果

長尾:これはエリアリンク時代の話ですが、地元の千葉で自社の看板をいたるところに立てさせてもらいました。

大竹:地主さんとの関係強化ですか?

長尾:それもそうなんですが、あちらこちらに看板があると、地元の最大手と思われて競合への参入障壁にもなる。笑い話ですが、看板は空き地に「貸地のことなら◯◯へ」という宣伝看板なのですが、単に看板を立てさせてもらっているだけでも、その看板が立っている所が空き地なわけですから土地への問合せが入ることもありましたね。

大竹:別にその土地を貸し出そうとしているわけでもないのに、立っている看板を見て電話がくる(笑)。

長尾:そうです(笑)。そして条件を聞いて土地オーナーに伝えると、既に人間関係があるので話も決まりやすい。

大竹:広告看板は広告としか普通の人は発想できませんが、そこまで意識している不動産業者は少ないと思います。これはヒント満載です。

長尾:アナログで地味にみえますが、なくてはならない看板は奥が深いとても有効な手段です。

以上は、「実践企業インタビュー※」から一部抜粋したものです。まだ先はあるのですが、それは後編にまわします。

※事例解読レポートはストックビジネスアカデミーの会員限定オリジナルコンテンツです。

おわりに

さて、ここまでいかがでしたか。あなたのまわりにもビジネスのきっかけになるものはありませんか。

こういうチャンスに気づくには一人で考えないで、みんなでその価値は何?と意見し合えばいい。「そうか、看板を広告掲載の板と考えずに営業訪問するための道具と再定義するんだ」と、だんだん思考のコツがわかってきます。この再定義をすることがストック思考なのです。

筆者が携わるストックビジネスアカデミーは、そこに集う仲間とお互いに気づきを与え合う経営者コミュニティーです。そこでは会員に思考のヒントを送り届けるために、毎月ストック思考をフル活用して事例解読をしています。ご興味のある方は一度覗いてみてください。

大竹 啓裕

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執筆者
大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO

福島県出身。20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。ストックビジネスアカデミー(経営研究機関)にて長期的に成長する経営メソッドを研究。近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。ビジネスに関するお問い合わせは下記よりお願いいたします。問合せ先:ストックビジネス〜大竹啓裕の公式サイト〜