昨今では、ひきこもり問題があちこちで議論されています。学校に行きたくない、働きたくないなど、「ひきこもり」になる原因は人によってさまざま。なかには、自宅からほとんど出ない「ひきこもり主婦」も存在しています。このような大人のひきこもりには、どのような原因が潜んでいるのでしょうか。

ひきこもりの現状

2019年3月に内閣府が発表した「生活状況に関する調査(平成30年度)」の推計によると、40~64歳のうち「広義のひきこもり」に該当するのは61万3000人と示されています。総務省の「人口推計2018年」では、40~64歳の人口は4235万人となっているため、この年代の約1.44%がひきこもり状態であると考えられます。