油断は禁物「住宅ローンの予想外の結末」 銀行員は見た!

2つ目は「銀行員がウソを書かせたケース」です。

こちらは悪質なケースで、病気で団体信用生命保険に加入できない人がいて、対応した銀行員がウソを書かせた事例です。

団体信用生命保険に加入できないと、ローンをお断りすることもあります。このケースでも、対応した銀行員がこのままでは保険に加入できずローンが組めないので、自分のノルマが足りなくなると焦ったそうです。

そして、銀行員はお客さんをそそのかし、病気があるのに「ない」とウソの告知書を書かせてしまいました。その後ウソは見抜かれずにローンも実行されましたが、お客様が死亡してこの事実が発覚しました。

実は、お客様自身がウソをついてしまったことを悔やんで奥さんにこぼしていたそうです。そのときの内容が本人の日記にも記録されており、他にも様々な調査をして最終的に当時対応した銀行員を追及したところ、ウソの告知をさせたと認めました。

こちらのケースは、かなり時間がかかりましたが、銀行の手続きに問題があったということでローンは完済してもらえたそうです。銀行員のほうは、その頃には出世してそれなりの職位になっていたのですが、解雇されたうえ銀行から賠償請求されたらしいと聞きました。

まとめ

「焦りすぎたばっかりに返せなくなってしまった人」「団体信用生命保険で大変な目にあった人」、これらは、めったに起きることではありませんが、皆さんがその当事者にならないとは限りません。だからこそ実例に学び、細心の注意を払っていくことが大切です。

自分の家を手に入れる住宅ローンとは、長い期間付き合っていくものなので、家計とのバランスを見ながら上手に付き合っていきたいものですね。

加藤 隆二

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。

勤続30年の現役銀行員。金融ライター。
銀行員として数え切れないほどのお客様と会い、相談に乗り、一緒に悩んだ経験では誰にも負けない自信があります。
取り組んでいく記事も、そんな一介の銀行員目線で書いています。