成長し続けるビジネスの仕組みである「ストックビジネス」についてお伝えしていく本シリーズ。今回は、ストックビジネスの構築に苦労しながらも光明が見えはじめた社長の話です。

システム導入サポートからコンサルへの転換

彼との出会いは、私が『ストックビジネスの教科書』を出す前のことでした。

仙台から青山にある私のオフィスに訪ねてきた小林社長(仮名)はIT関連事業を営んでいます。主力事業はシステム導入のサポート。請負業に近いので来年の売り上げが確実に見えることのないフロー事業です。そのため、ストックビジネスの必要性を痛感してフローからストックビジネスに変えていきたいという強い願望がありました。

その後、出版をきっかけに私が教育事業としてストックビジネスアカデミーを始める時、彼は真っ先に手を上げ、会員として自分自身も学びながら立ち上げの手伝いもしたいと言ってくれたのです。今でも音声コンテンツ「週刊ストックマインド」では毎週司会をやってくれています。

会員として学び、裏方も手伝ってくれていた小林社長は、最も私に近いところでストック思考を学んでいたと言えます。そして、当初はシステム導入サポート80%だった会社が、彼の強みを活かしたコンサル80%へと大きく転換したのです。

しかし「コンサルで?」と疑問に思う方もいるでしょう。コンサルそのものは期間が来れば終ることを繰り返すフロービジネスですから、ストックビジネス構築という意味では違う方向に行っているばかりか、むしろより遠くに離れたようにさえ思えますね。