経営者の学び方が変わる! ストック思考で到達した答えとは

成長し続けるビジネスの仕組みである「ストックビジネス」についてお伝えしていく本シリーズ。今回は、ストックビジネス的な情報整理の方法で、私が現在進めようとしている新しい事業について考えます。

「ポイントは何だ?」と何度も問いかける

普段、ビジネスに関する情報が多すぎて苦しんでいるのは自分だけではないと感じています。溢れる情報に踊らされない状態を保てるかどうかが、事業を行う上では非常に重要です。なぜなら踊らされたあげくに選択を間違うと、リカバリーで2、3年ロスすることもあり得るからです。

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こう言っているそばから、メールやフェイスブックのメッセンジャーで「今のトレンドはこれ!」という短期で儲かるような情報がやってきます。かと思えば、香港騒乱で日本に移住したい高度技術者を受け入れる案件や、とある成長著しい企業の情報プラットフォームの話などが、会社経営のプロレベルの信頼できる海外、国内の友人からも舞い込みます。

ただし、「本当にいい情報はPRのようなメールではやってこない」。これだけは間違いないと思います。では、こうした情報の洪水の中で私が大事にしてるのは何か。それは裏を取ること、そして何度も「ポイントは何だ?」と問いかけることです。

物事には本質的な価値が隠れているものです。重要なのは、その本質的な価値を一瞬で判断できる状態を維持すること。そして、その価値が将来にわたってストックビジネスになりうるか判断をすること。そうでないと振り回されて終わりです。そこで今回は、私のストック思考の一例、ストック的な情報整理の方法をお伝えします。

ストック思考で考える「経営者向けの教育事業」

私は今、経営者向けの教育事業を考えているのですが、これは競合が多く、違いを打ち出しにくい分野だと思います。

「経営に必要なサポートをする」ということの価値は今も昔も同じですが、昔の経営と今の経営では環境に根本的な差があります。たとえば、人口が減少している、競合が増えた、顧客のニーズが減った、モノが溢れている、企業中心の考え方が通用しない…等々。

しかし、これだけマーケットが大きく変化しているのに、経営に必要なものをサポートするという機能を昔と同じように提供しているところが多いのです。では、これからは何を経営に必要なものとしてサポートしていくべきなのでしょうか。それを考えていきます。

まず、ストックビジネスには長期的な視点というものが不可欠です。その長期的な視点を使って大きなところから絞っていくと、その昔は、軍事力で世界を支配する帝国主義から通貨が世界を支配する時代、つまり資本主義に変わり全ては経済合理性での戦いに移りました。

これが今の私たちがやっているビジネスの世界ですね。その行き着く先がインターネットによる商品の比較になり、際限のない競争の世界に入っていきました。お客様は便利になる一方で、提供側はますます生き残りが厳しくなる世界。

そんな中、これまでの資本主義の考え方には限界があるということに皆気づきだした。そのシンボルがSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)です。今、世界中で話題になっているSDGs、ここに大きな流れが隠れていると私は思います。

本稿ではその詳細には触れませんが、SDGsについては経産省が2019年5月に発表した『SDGs経営ガイド』が参考になると思います。

ここでは、SDGsで私が重要視しているポイントだけをお伝えします

  1. 「稼ぐ」から「稼ぎ方」への変化
  2. 「人が減少する社会」では「健康で働くことが大切」
  3. 経済合理性がないということで今まで注目されなかった市場に向き合い、共創とテクノロジーを使ってそこに経済合理性を作っていく

これらのポイントは、私が日常の仕事でも常に考えておかなければいけないことになってきました。

資本主義の限界と新たな経営者の学び方

参考記事

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大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO

福島県出身、株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO、株式会社ストック総研 取締役会長
20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。
40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。
経営者塾ストックビジネスアカデミーではストックビジネス構築を指導。
近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。

 

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