結婚したらもう1つの実家ができます。嫁の立場からすると緊張する相手であり、義実家との関係が上手く行かないという話もよく耳にします。

ですが結婚したとき、もしくは義両親と初めて顔をあわせた時、「ともかく関わらないようにしよう!」「できれば仲良くなんかなりたくない!!」と初めから思う人は少ないでしょう。できることなら、良好な関係を築きたい…そう思う人が大半ではないでしょうか。

きっと、それは嫁の立場であるアナタだけでは無く、義両親側も同じ思いだと思います。険悪な関係性になる前に、気を付けたいこと、または気にしすぎなくて良いことを知っておくのも対処法の1つではないでしょうか。

義実家と「本当の家族」になるのは無理?

結婚したことで新たにできた義実家。形式上は家族になりますが、「本当の家族」と言うには、今までの家族としての積み重ねも認識も違いますから、想像する以上に難しいものです。また、実家と義実家では、言葉や物事の受け取り方も微妙に違ってきます。

心に刺さる義実家の言葉

「昔から、世話好きでしっかり者の長女で通ってきた私。結婚してからもその気質は変わること無く、子どもが産まれてからも家事と育児を一手に引き受けていました。たまに夫に子どものお世話をお願いしても、不機嫌な態度を取られるので『それなら』と私がやっていました。義母が自宅に遊びに来た時も、その調子で動いている私を見て『お母さんが何でも1人でやっちゃうのね』と言われました。その言葉が妙に引っ掛かり、頑張っている自分を全て否定されている気分になって、落ち込んでしまいました。

後日、実の妹と会った時にそのことを愚痴っていたら、妹に言われたんです。『実家のお母さんもよくそう言ってるじゃん』って。その言葉を聞いてハッとしました。そう言えば結婚した時に、実母から『頑張り過ぎないこと。ご主人を信じて甘えなさい、アナタは特に』と言われたことを思い出しました。その時は、実母の言葉を温かく感じました。同じことを言われても、相手によってこんなに感じ方が違うのか…と思い、そして受け取り側である自分も反省しました。」

義実家との関係は良好な上での悩み

義実家と関係が良好なんて、なんともぜいたくな悩み…と思えますが、良好な関係性だけに窮屈に感じる場合もあるようです。仲が良いだけに、近すぎる関係性や1人に掛かる負担が大きいと感じると、それがストレスに繋がります。自分がストレスを感じないだけの、適度な距離感を持つことも大切です。それが長い間良好な関係を続けていく秘訣にもなります。

帰省するたびにお相手をするのは大変