金銭的に余裕があること、いわゆる「お金持ち」であることは、それが人生のすべてではないにしても、多くの人にとって憧れや羨望の対象であるでしょう。

その「お金持ち」のなかでも、一定以上の資産を保有し「ミリオネア」「富裕層」と呼ばれる人々が、日本にも存在します。そうした「超お金持ち」の人々は、どのようにして資産を形成しているのでしょうか。彼らに共通する行動や考え方からは、「お金を増やすためのヒント」が見つかるかもしれません。

そもそも日本に「富裕層」はどのくらいいるのか

野村総合研究所(NRI)は、具体的に「純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」の世帯を「富裕層」であると定義しています。さらに、そのなかでも「同保有額が5億円以上」の人々は「超富裕層」と定義されます。2018年に発表された「日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模についての推計」によると、「富裕層」は118.3万世帯、「超富裕層」は8.4万世帯が該当し、二つを合計した126.7万世帯は日本の全世帯数の2%強にあたります。

「富裕層」に共通する行動や考え方とは