老後に向けた備えはできていますか?とくに独身の方は、自分1人の力だけで老後資金を用意しておかなければなりません。急な入院などのトラブルが起こる可能性も視野に入れ、余裕をもった金額を用意しておいたほうがいいでしょう。

そこで今回は、老後のお金に対して改めて向き合っていきます。これから貯蓄に取り組む方は、そのコツも学んでおきましょう。

老後資金として2000万円貯められる自信のある人は…33%?

GMOあおぞらネット銀行㈱が調査した『ビジネスパーソンの老後資金に関する調査2019』(対象:全国の20~49歳のビジネスパーソン(パート・アルバイトを除く)、有効回答数:1000人(各年代ほぼ均等になるよう抽出)、方法:インターネットリサーチ、期間:2019年7月26日~29日)によると、現在の預貯金金額の平均値は695万円となっています。

もっとも多い回答が「100万円未満」(27.7%)となっており、「0円」(8.8%)と合わせると貯蓄が100万円に満たない人は36.5%となるようです。

また2019年6月に話題となった金融庁の報告書の「老後資金に年金プラス2000万円必要」という提言について、「老後の生活資金として2000万円を貯められると思う」と回答した人は33.4%、「思わない」が66.6%という結果に。老後資金を貯める自信がある人は少数といえそうです。

そして「老後の生活資金として、最低いくらあれば安心できると思うか」と聞いたところ、「1000~2000万円未満」(22.4%)がもっとも多くなりました。平均額は3462万円となっています。

「貯蓄できる自信はないけれど、不安は大きい」人が多いのかもしれません。

独身の方が、老後の備えに不安感?