学校が終わるとすぐに塾や習い事に行くというこども達が増えています。しかし塾が終わる頃には日が落ちで辺りは暗くなっています。塾や習い事で帰りが遅くなるこども達にはいろんな危険が潜んでいます。

今回は、塾で帰りが遅くなるこどもの安全を確保するために、お父さん・お母さんに教えて欲しい「心構え」と「備え」についてご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

親が教える危険から身を守るための心構え

危険から身を守るための心構えを教えるのは、事故に遭わないために交通ルールを教えることと同じだと思ってください。

「イカのおすし」

学校で教わっているかもしれませんが、普段から親御さんから伝えることも大切です。

「イカ」ない
顔見知りの人でも、お父さん・お母さんが「いいよ!」と許可がなければ絶対に人について「イカ」ないように教えてください。

「の」らない
「イカ」ないと同じ考え方です。絶対にお父さん・お母さん以外の車には「の」らないように教えてください。

「お」おごえを出して叫ぶ
怖いこと、嫌なことがあったら「お」おごえを出して叫ぶように教えてください。「キャアー」でも「イヤー」でもなんでもいいです。

「す」ぐに逃げる
怖いこと、嫌なことがあったら「お」おごえを出して叫びながら「す」ぐに逃げるように教えてください。

「し」らせる
どんなことでもいいから怖いこと、嫌なことがあったらすぐ「し」らせるように教えてください。

こどもが危険から身を守るための備え

こどもが危険から身を守るために備えておいた方が良い持ち物をご紹介します。

防犯ブザー

防犯ブザーは周囲の人たちに異常事態に気付いてくれるためにも必ず持たせてください。防犯ブザーを購入する際のポイントは以下の通りです。

【防犯ブザーを購入する際のポイント】
・引き紐タイプで簡単に使えるもの
・100db以上の音量ができもの
・こどもでも簡単に持ち歩けるタイプのもの

フラッシュライト

フラッシュライトは普通の懐中電灯とは異なります。小型でポケットにも入りライトのあかりも強力です。塾帰りの夜道を照らすためにも便利ですが、明かりを照らすことで周囲に気付いてもらうことができ事故防止になります。またフラッシュライトは護身用としても使えます。

悪意がある人間の顔に向かってフラッシュライトを照射して逃げるのです。強力なライトの光を浴びた人間は数秒間目を開けることができませんから、そのスキに逃げることができます。

キッズケータイ

こども用のスマートフォンは「ドコモ」「au」「ソフトバンク」で販売されています。また警備保障と連携しているスマートフォンも登場しています。

ドコモであれば「キッズケータイ F-03J」という機種があります。
・防犯ブザーを搭載
・GPS機能を搭載
・ワンタッチ通話とSMSが可能
・緊急連絡先を最大4件まで設定できる
・電話帳は最大50件登録可能

キッズケータイは、こどもの居場所をいつでも確認できるので、キッズケータイさえ持っていれば道案内ができないこどもを発見することもできます。

こどもが危険から身を守るための訓練