長かった夏休みも終わり、新学期がスタートしてほっとしている方も多いと思いますが、日が暮れるのが早くなる秋は、子供の登下校や外遊びの安全のため、防犯対策を再チェックしてみる必要があります。

新年度が始まる春とは違い、子供も親も緊張感が低下しがちな二学期。これからの季節、どういった点を気を付けるべきか、筆者の体験談を含めてご紹介していきます。

末っ子が間違えて押した防犯ブザーが鳴らない!

今ではすっかり小学生の定番アイテムとなっている防犯ブザーですが、普段は出番がないことから電池切れなどに気づかないことも少なくありません。筆者の家では、下の子が間違えて防犯ブザーを押したり紐を引っ張ったことで電池切れが判明したことがあります。

今から4年ほど前の秋のことです。筆者の上の子が当時小学1年生で、帰宅後いつものようにランドセルをソファーに置いたままにしていました。そんな時、ちょこまか動く下の子が前から気になっていた防犯ブザーを引っ張ったりして遊び始めたのです。

紐付きのピンを抜くと、 けたたましく音が鳴り響くタイプのものだったので、慌てて駆け寄ってみるとピンは見事に抜けていました。しかし、音はまったく鳴っていません。再度ピンを差し込み、抜いてみるも無反応。 電池が切れたと思い、交換しようにも手元にボタン電池がなかったので、近所の100均に買いに行きました。

新しい電池を入れたら無事に音が鳴りましたが、「このまま気がつかないままでいたら、危険な時に使えない・・・」と思うと怖くなりました。いざという時に使うのが防犯ブザーです。まさか半年で電池が切れてしまうとは思っていもいなかったので、これを機に定期的に音が鳴るかどうかチェックをするようになりました。

また、ボタン電池のストックを置いていつでも交換できるようにしています。ボタン電池の型番も様々ですし、 3個必要な防犯ブザーもあるので、そういった点も気をつけることが大切でしょう。

子供が使いやすく壊れにくい防犯ブザーを選ぶことがポイント

市販されている防犯ブザーは、大きく2つのタイプがあります。ピンを抜いて音を鳴らすタイプと、ボタンを押して鳴らすタイプです。ピンタイプは、危険を察知したらすぐに紐を引っ張ると大音量で周囲の人に知らせることができます。ただし、ピン自体が小さいので、 誤って紛失してしまうと電池を抜かない限り音が延々と鳴ってしまうデメリットがありま す。

ボタンタイプは押すと鳴るので、防犯ブザー初心者の低学年の子でも扱いやすいものです。 その反面、押している間しか音が出ないタイプが多いので、押せない状況になると周囲に緊急事態を知らせることが難しくなるデメリットがあります。

最近では、両者をミックスさせた防犯ブザーも登場しています。また、防水機能のついたものは雨に濡れても壊れにくくなるので、長く使えそうな防犯ブザーを選ぶことが大切です。最近では、就学前に防犯ブザーを準備する傾向があるので、品薄になる年明け前から親子で吟味して選ぶようにしましょう。

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