株式市場の振り返り-日経平均株価は反発、売買代金は13日ぶり2兆円超も薄商い続く

2019年8月30日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 20,704円(+243円、+1.1%) 反発
  • TOPIX 1,511.8(+21.6、+1.5%) 反発
  • 東証マザーズ株価指数 841.1(+16.9、+2.1%) 5日ぶり大幅反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,970、値下がり銘柄数:144、変わらず:35
  • 値上がり業種数:32、値下がり業種数:1
  • 年初来高値更新銘柄数:29、年初来安値更新銘柄数:24

東証1部の出来高は12億762万株、売買代金は2兆215億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。前日の米国株市場が大幅高になったことを好感して、買戻しが優勢となりました。売買代金は実に13日ぶりに2兆円を上回りましたが、活況の目安と言われる3兆円には遠く及ばない薄商いが続いています。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。寄り付きから高値圏が続き、後場の序盤に一時+287円高まで上昇する場面も見られました。その後は伸び悩んだものの、+1%超高の反発で引けています。終値でもちょうど1週間ぶりに20,700円台を回復しました。

なお、TOPIXも同じような値動きで反発となり、上昇率では日経平均株価を大きく上回りました。これは、中小型株を含めて全般的に買戻しの動きが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数は5日ぶり反発、売買代金は18日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は6,385万株、売買代金719億円となり、いずれも概ね前日並みでした。個人投資家の物色意欲が停滞しており、売買代金は18日連続で1,000億円を下回っています。

一方、売られ過ぎ感の強い銘柄を中心に買戻しが入り、株価指数は+2%超高の大幅上昇で5日ぶりの反発となりました。ただ、依然として800ポイント割れの可能性も残っており、今後の展開は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。

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