疲弊しない事業をつくる「ストックビジネス」の要素を見極める方法

具体的には、以下の3つのポイントで「そのサービスに深入りしていった先に、ストックビジネスを作ることが容易なのか、困難なのか」を見極めることになります。

  1. 長期的な視点で環境変化の兆しを把握する
  2. 自社が持つ優位点を把握する
  3. 自社が抱える問題点を把握する

1. で気づく長期的な変化というのは、たとえば少子高齢化でマーケットはこうなっていくとか、AI化で人がやる仕事がこう変わるなどということです。

「確実に予測できる変化」を捉えるということは、新たな需要が生まれる方向に目が向いているということ。そのため集客で疲弊しにくくなります。つまり、背中に追い風を受けるような自社の立ち位置を見つける思考だということです。

そして、2. の自分の強みを最初から活かすことを考えてサービス設計することで、他社との競争で疲弊しにくいように、後から楽になる付加価値を追加していくことができます。

さらに、3. の自社が抱える問題点を忘れて一時の勢いで突っ走ると、フロービジネスのまま、ますます疲弊に追い込まれることになります。そこで、ストックビジネスが完成すれば「自社の問題点」と「疲弊に陥らない」という課題を同時に解決できるような設計にするのです。

ここまでのことを端的にまとめれば、フロービジネスでは「かけた手間の分だけ稼ぐ」のに対し、ストックビジネスは「かけた手間よりも将来価値の方が常に多い状態」に設計します。つまり、今までと同じ仕事をしても必ず後々楽になるということが見えている状態にするわけです。

おわりに

ストックビジネスの体験会では、早いうちにストックビジネスを身に付けるかどうかで人生が変わるというコメントもいただきましたが、金銭換算したら大きな価値がそこにはあると私も実感しています。

ストック思考は普遍的な考え方です。身に付けてしまえば事業の優先順位が変わり、成功率が高まります。自分の中に生まれるノウハウなので競合に盗まれることもない最高の財産とも言えます。ストックビジネスについてさらに知りたいという方は、筆者が主催するストックビジネスアカデミーのサイトを覗いてみてください。

大竹 啓裕

参考記事

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大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO

福島県出身、株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO、株式会社ストック総研 取締役会長
20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。
40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。
経営者塾ストックビジネスアカデミーではストックビジネス構築を指導。
近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。

 

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