4. なぜ公的年金だけでは不十分?私的年金と組み合わせる重要性

公的年金は老後の生活を支える中心的な収入源ですが、その金額だけで生活費のすべてをまかなえるとは限りません。

国民年金のみに加入していた場合、満額でも月々の支給額は7万円程度です。

また、厚生年金を受け取っている人の中でも、月額15万円に届かないケースが半数以上を占めているのが現状です。

こうした状況を背景に、近年では私的年金の重要性が増しています。

iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型DCは、自分で資金を積み立てて老後に備える制度で、公的年金の不足分を補う役割を担います。

制度改正により加入条件や掛金の拠出に関する柔軟性も向上し、より多くの人が利用しやすい環境が整ってきています。

老後の家計を安定させるためには、公的年金だけに頼るのではなく、私的年金を活用して複数の収入源を確保することが重要です。

なお、2025年6月には年金制度改正によって私的年金に関する見直しも行われました。

次の章では、この見直しの内容について詳しく見ていきます。