世代によって、育児や家事に対する考え方は異なるもの。義両親からひと昔前の考えを押し付けられ、対応に困っているケースも多く見られます。なかには、相手を否定するような言葉を投げかけられた妻たちも。

今回は、そんな嫁ハラに耐え続けている妻たちの苦悩と、その対処法をお伝えします。ストレスが爆発してしまう前に、義実家との関わり方を見直してみましょう。

義両親から嫁ハラを受けた体験談

一口に「嫁ハラ」といっても、その内容はさまざま。実際に嫁ハラを受けた妻たちから、当時の状況を教えてもらいました。

・「子どもを3人育てているのに、家事が不十分だとネチネチ文句をいわれました。いつも自炊しているのに、『料理もろくにしていないんでしょ』と決めつけられたこともあります」

・「『息子がお金で困っていたら、あなたが支えてあげなさい』と告げられました。じゃあ働くしかないな…と思いきや、『子どもが小さいうちは自分の手で育てなさい』ですって。もう無茶苦茶ですよね」

・「わが家に来ては、『おもちゃが多いわね』『家は常に綺麗な状態にしなさい』という姑。小さい子がいるのに、おもちゃがあちこちにあるのは当たり前ですよね?」

・「舅に『孫は可愛いのに、嫁は可愛くないよな』と大声で叫ばれました。酔っていたとはいえ、突然そんなことを叫ぶなんて理解できません」

嫁ハラへの向き合い方

嫁に無理難題を押し付けられたケースもあれば、キツい暴言を吐かれた人もいるようですね。このような嫁ハラには、どのように向き合えばいいのでしょうか。

大切なのは「無理をしないこと」。なんとかして義両親と分かり合おう、自分の気持ちを分かってもらおうと努力しても、相手の態度に変化が見られないかもしれません。そうなれば努力が無駄になるだけでなく「これだけ頑張ったのに」とストレスを感じてしまいます。

それなら、最初から「私たちは考えが合わない者同士なのだ」と納得してしまいましょう。あれこれと頑張る必要はありません。ネチネチと嫌味をいわれたら、「自分とは違う価値観をもっているんだな」「異文化同士のやりとりをしている気分だな」と受け流せばいいのです。

義両親との関係こそ「嘘も方便」