親として子どもに何をすべきなのか?は、永遠のテーマだと思っています。でも、どんな時代でも人の生活とお金との関係は切ることはできませんし、それは生涯続く関係でもあります。ということは、親として子どもに伝えることの1つは「お金」のことなのではないでしょうか。

そこでこの記事では、高校生と中学生、2人の子を持つ親として私がやってきたことを紹介してみます。

親としての役目

私には高校生の息子と中学生の娘がいます。家族は4人で、夫は会社員、私は自宅で執筆などの仕事をしています。

今でこそ普通の家庭ですが、実は15年前、夫が突然会社を辞めて24時間体制の子育てをしていた時期がありました。

「会社、辞めてきたから」という事後報告から始まった子育て生活。私たちの人生設計や子どもの教育のこと、お金のことを真剣に考えながら、ネットオークションや株式投資をして生活費をまかなっていました。
一方、そんな綱渡りの生活をしていたからこそ、「子どもとお金のことはちゃんとしないといけないな」と親として思っていたのも事実です。

まず親として子どもの教育費は作らないといけない、これは真っ先に考えていたことです。この先幼稚園や小中学校、高校、大学と進む中で、最低でも1,000万円はかかるだろうと。

子どもが2人になれば単純に2,000万円は必要になるだろうから、毎月積み立てることにしたのです。といっても、ただ単に積み立ててもお金は増えないので積み立て投資を始めました。(今はジュニアNISAに移行しています)

お金は目的ではなく手段

親としてお金を貯めるのは当然として、もう1つ子どもためにすべきことが「お金の教育」です。

お金は一生付き合っていく相棒。一方で、適切な使い方をしないと自分の身を滅ぼすことにもなります。私自身は、とくに親からお金について教わった記憶はないですが、子どもながらに「お金はあった方が絶対いい」とわかっていたので、お小遣いを貯金に回していました。一方、「それを何に使うのか?」ということはあまり考えていなかったと思います。

つまりお金を貯めることが目的になってしまい、ゴールが見えていなくて「まだまだ足りない」と思ってしまっていたのです。

大人になってわかったことですが、お金は目的ではなくて手段です。欲しい物ややりたいことを叶えるためのツールなのだから、貯めることに一生懸命になるのは違うなと思っています。

買い物は子どものお金教育に最適