一時の流行も落ち着き、確実に世に定着しつつあるサコッシュ。ただ、スポーティな素材使いのものが多いため、子供っぽく見えがちなアイテムでもあります。

今夏、差をつけるならレザータイプのものに注目したい。プロのショップスタッフにオススメを3品選んでもらいましたので、ぜひチェックを。

最高級ベビーカーフをぜいたくに

レザーを選ぶからには質感にはこだわりたい。牛革の中でも少量しかとれない最高級ベビーカーフを贅沢に使ったのが『ARUMO』。ベビーカーフらしい、きめ細かいスムースな肌触りを際立たせるシンプルなデザインは素材に自信があるからこそ。

さらに、ストラップには強度のあるシートベルトテープを使うなど、耐久性にも配慮。自動的に開口部を閉める仕掛けのマグネットも気が利いたディテールです。ブラック、ブラウンの両カラーとも出来がいいので、迷った際は提案スタッフにお気軽にご相談を。

いつものTシャツも格上げしてくれるサコッシュ

「レザー小物はモードな雰囲気があるものが好み」そんな御仁は『ITTI』のサコッシュもチェックすべし。独特のシボ感あるレザーはフランスのREMY CARRIAT社から調達。同社はトップメゾンにもレザーを供給するフランスの実力派タンナーです。

最良の素材が手に入れば、あとはシンプルに調理するだけ。光沢感ある金具使いで全体のバランスを締めた『ITTI』のセンスもお見事です。サコッシュにありがちな子供っぽさやスポーティさは皆無。「ザ・大人なサコッシュ」ゆえ、いつものシンプルなTシャツスタイルもちょっとラグジュアリーにキマリそう。

一捻りするならヌバックレザーもいい

ちょっと一捻りするなら、ヌバックレザーという選択肢も渋い。スムースレザーのような光沢がないので、あくまでさりげなくレザーを取り入れたい方にはうってつけ。ソフトで柔らかく、かつ厚みのあるしっかりしたヌバックレザーでサコッシュを作ったのが『nl(ニール)』です。

“日常生活で楽しみながら使える”ことをテーマにする同ブランドらしく、使い込んで経年変化を楽しみたいところ。容量も今回の3品の中で一番大きいので、「サコッシュといえど、やっぱりたくさん入る方がいい」なんて方にもオススメかと。

あとがき

子供っぽいという理由でサコッシュを敬遠していた方は、ぜひご紹介したレザーのサコッシュをチョイスしてみてください。

FACY