仙波糖化工業、通期は増収増益 既存事業の増収効果に加え、龍和食品の新規連結が寄与

2019年5月31日に行われた、仙波糖化工業株式会社2019年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。IR資料

スピーカー:仙波糖化工業株式会社 代表取締役社長 小林光夫 氏

決算概要

小林光夫氏:社長の小林でございます。本日は、令和元年最初の5月、それも月末かつ週末の金曜日と、一番お忙しい時期に当社決算説明会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。さっそくですが、平成最後の年、2019年3月期の決算説明会を始めさせていただきます。

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まず、決算概要です。売上高は205億5,500万円と、前年比で10.1パーセントの増収となりました。営業利益は10億7,800万円と、前年比で16.3パーセントの増益となりました。

国内の既存事業の増収効果に加え、中国の龍和食品の新規連結効果もあり、当社としては初の200億円台の売上となりました。しかしながら、中間期に公表した従前予想に対しては、中国子会社の製品ポートフォリオ見直しなどで、とくに営業利益は未達となってしまいました。

設備投資額・減価償却費・研究開発費はこちら(スライドの表)のとおりです。

製品区分別売上実績

製品区分別売上実績について、ご説明いたします。各部門とも、堅調な売上増となりました。

自社商材は123億900万円です。カラメル製品や、乾燥製品類の中の粉末茶などが牽引し、(前年同期比で)9億200万円、7.9パーセントの増収となりました。受託商材に関しては、健康食品受注の伸びや、中国の冷凍デザートなどが貢献し、(前年同期比で)9億7,800万円、13.5パーセントの増収となっております。

しかしながら、自社商材比率は59.9パーセントと、新規連結の影響で、結果的には1.2ポイント低下となってしまいました。

製品区分別売上詳細

続きまして、製品区分別の売上について、少し細かくグラフにしてみました。

カラメル製品は、猛暑効果もあり、飲料向けの着色料が増加しています。一般食品用は、デザート向けが堅調に進みました。また、水準はまだまだ低いですが、海外に浸透してまいりました。

乾燥製品類につきましては、粉末乾燥製品で粉末醤油・味噌類が堅調に推移したことに加え、粉末茶が好調で、伸びております。凍結乾燥品については、龍和食品の連結効果が効いております。国内既存は横ばいで、この(スライドのグラフの)数字となっております。

組立製品類に関しては、造粒製品では健康食品の受託が好調に推移いたしました。しかしながら、ブレンド製品につきましては、味噌汁の生産調整ならびに一部商材の受託見直しで、若干の減少となっております。

冷凍製品類に関しては、冷凍山芋のベースは堅調に需要が伸びております。冷凍和菓子は、どら焼き・ドームケーキが牽引し、伸びを示しております。その他は、こちら(スライドのグラフ)でも目立っていますが、先ほど申し上げた中国の龍和食品のタピオカが非常によい数字を上げ、非常に好調に進んでおります。

粉末茶と健康食品受託は好調持続

乾燥製品類内の粉末茶、および造粒関係の健康食品について、少し詳しくご説明いたします。

粉末茶について、こちら(スライドのグラフ)は、2013年3月期を100とする指数で表しております。2018年3月期で、指数としてはちょうど200を突破し、2019年3月期、前期の指数は227となりました。私どもの売上のベースが順調に進んでいるというところです。

健康食品関連売上高は、2013年3月期からある程度伸びています。前期はスポーツサプリが約50パーセント、美肌・その他が約50パーセントという配分でした。受託が順調に進んでいます。

要約損益計算書

続きまして、要約損益計算書についてご説明申し上げます。売上高は、先ほど申し上げたとおり、205億5,500万円です。

売上総利益は43億9,300万円と、(構成比が)前年比で0.7ポイントの増加となりました。(スライドの表を)見ていただくとわかるとおり、売上原価(の構成比)が79.3パーセントから78.6パーセントと、0.7ポイント減少したというところが効いてきていると思います。

販管費の増はありましたが、営業利益は(構成比が)5.2パーセントの10億7,800万円、経常利益は10億1,900万円と、(構成比)5パーセントを確保することができました。当期純利益は7億3,500万円です。営業外損益の内容は、こちら(スライドの表の右の枠内)に掲載したとおりです。

四半期業績推移

過去5年間の四半期業績推移を比較してみました。こちら(スライドの左側のグラフ)は、売上高推移です。実際の製品別の詳細の比較は、(スライドの)下段の一覧表のとおりです。

こちら(スライドの右側のグラフ)は、四半期ごとの営業利益の推移です。少しご説明しますと、とくに第1四半期・第2四半期は順調に伸びていますが、第3四半期・第4四半期につきましては、昨年と比べていろいろな要因があり、少し低くなっているというところです。ただし、こちらについては一時的な要因ということで、私としてはそんなに心配はしていません。

営業利益増減分析

営業利益の増減分析です。2018年3月期の9億2,600万円から、売上増加が(プラス)18億8,000万円、原・燃料費等の部分が(マイナス)10億4,000万円、製造固定費が(マイナス)3億1,400万円、そして販管費中人件費・研究開発費・運賃・その他費用等があり、2019年3月期は10億7,800万円となっております。

要約貸借対照表

続きまして、要約貸借対照表についてご説明申し上げます。流動資産は118億5,000万円と、前年度末比で9億4,600万円の増加です。固定資産は88億600万円と、こちらは(前年から)若干減っております。資産合計は206億5,600万円と、前年度末比で9億2,200万円の増加です。資産等の棚卸資産の内訳は、こちら(スライドの表の右の枠内)に掲示してあるとおりです。

流動負債は88億800万円と、前年度末比で3億4,500万円増加しております。固定負債は27億3,700万円と、前年度末比で5,100万円の増加です。負債合計は115億4,600万円と、前年度末比で3億9,700万円の増加です。

純資産の合計は91億1,000万円と、前年度末比で5億2,500万円の増加となっております。

有利子負債はプラス4億7,500万円、自己資本比率は43.6パーセントとなっております。

要約キャッシュ・フロー計算書

要約キャッシュ・フロー計算書につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが17億円、投資活動によるキャッシュ・フローが(マイナス)9億200万円、財務活動によるキャッシュ・フローが3億4,800万円です。

現金及び現金同等物の期中の増減額は11億3,600万円、現金及び現金同等物期末残高は31億3,800万円となっております。

製品区分別売上高予想

それでは、今年度の業績予想についてご説明いたします。今年度の売上高は210億円、上期・下期を通じた伸び率は2.2パーセントの増と見込んでおります。

カラメル製品は、食品用途向けの提案営業の強化をより進める中で、39億円と、堅調に1.8パーセントの伸びを見込んでおります。乾燥製品類は、粉末茶の拡販により注力し、68億円と、こちらも1.8パーセントの増収を見込んでいます。

組立製品類は、健康食品の受注好調を予想し、55億円と、3.1パーセント(の増収を見込んでいます)。冷凍製品は、冷凍和菓子と冷凍デザートの拡販を見込み、35億5,000万円、2.7パーセント(の伸び)を見込みます。その他につきましては、今回はマイナス0.4パーセントで、ほぼ横並びの12億5,000万円です。

通期業績予想

通期の業績予想です。増販効果に加え、プロダクトミックスの改善で固定費負担増を吸収し、営業利益は11億5,000万円、伸び率としては6.6パーセントと、5期連続での最高益更新を見込んでおります。経常利益は10億9,000万円、1株純利益は67円64銭です。

特筆すべき部分としては、中国の新工場の稼働を第4四半期と想定した上での業績予想となっております。

なお、為替レートは、2019年3月期は16.16円/元で、2020年3月期の予想は16円/元として計算させていただいています。

また、ベトナムの新工場関連の投資額の計上は、2021年3月期に予定しております。

配当予想

配当予想です。ちょうど3年前の2017年3月期に10円、それから2年続けて、少しではありますが、12円、15円と増配を続けてまいりました。ただ今期は、当初計画では、配当は15円という予想をしております。

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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