大学生の多くが乗り越えていくことになる、就職活動。「まだまだ先のこと」と思っている方も、「もうすぐ活動しなければ」と意気込んでいる人も、いま一度就活に関するルールを確認しておきましょう。就活中に潜んでいる注意点もあわせてご紹介します!

大学1年生に内定を出す、という考え方も

「どうして企業が採用を開始するタイミングは、どこも似ているのだろう」と疑問に感じた経験はありませんか?それは、経団連が加盟企業に「採用に関する指針」を策定しているため。新卒の採用活動をする企業は、このルールに沿わなければならないのです。

現状では「内定がもらえるのは大学4年生になってから」というのがお決まりの流れですが、仮に「1年生で内定をもらえる」というルールができたら、今の流れはどうなっていくでしょうか。

1年生というと、まだ大学入試を終えて間もない頃。企業側は、学生を現時点の能力で判断するのではなく、「入社後に優秀な社員として成長してくれるだろう」と期待して採用することになります。

入社後に活躍してもらうため、「これからの大学生活で学んでほしいこと」を伝える企業も出てくるでしょう。大学で学べる内容に限らず、資格の勉強や海外留学、ボランティア活動といった幅広い指示を出すことも可能です。

このようなルールが実現すれば、「内定をもらった4年生が勉強しなくなる」といった現象がなくなるかもしれません。学生にとっても、大学生の間を有意義に過ごせるというメリットが得られるでしょう。

OB・OG訪問時のルールとマナー

続いては、就活中に気を付けておきたいポイントをお伝えします。とくにOG・OB訪問は学生気分が抜けず、相手に不快な思いをさせてしまうケースも見られます。事前にマナーを知っておき、相手に好印象を与えられるようにしましょう。

時間は絶対厳守

学生生活を続けていると、つい時間にルーズになってしまいがち。たとえ数分の遅刻でも、社会では「常識のない人だ」と捉えられてしまいます。

電車の遅延などのトラブルに備え、本来の面接時間より余裕をもって出発するようにしましょう。もし事情があって間に合わないときは、必ず連絡を入れることも大切です。面接会場に着いたら、すぐに謝罪するようにしましょう。

礼儀を重んじる

面接をしてくれる方は、忙しい合間をぬって時間を作ってくれています。その状況に感謝し、礼儀をもった行動を心掛けておきましょう。

「時間を用意してくれてありがたい」という気持ちが抜けていると、積極的に質問をしない、話を聞く姿勢が悪いといった行動につながってしまいます。貴重な場を設けてくれていることに感謝し、「面接をしてよかった」と思われるような態度を意識してくださいね。

深刻な「就活セクハラ」の実態も