「発達障害」や「グレーゾーン」が世間に認知され、とくに職場での当事者の困りごとや周囲の接し方について議論されることが増えてきた。発達障害者の男女比は圧倒的に男性が多い。しかしそれは、女性の発達障害が幼少期に見逃されやすいことも影響している。

大人になってから発達障害に気づいた女性の苦悩を追った。

発達障害とは?人数の実態

「発達障害者支援法」によると、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定められている。

主な発達障害とその特徴は以下の通り。