「旅をしながら働く」と「地域の医療費削減」を結ぶ〜まちに必要なものをつくるUDS中川社長に聞く

ストックビジネスの本質(第3話)

中川敬文社長と筆者 株式会社UDS本社前にて

最近銀座にできた話題の「MUJI HOTEL GINZA」をご存じですか? 無印良品のブランドを冠したこのホテルは、私が尊敬する経営者である中川敬文社長のUDS株式会社が企画・設計・運営・経営しています。

前回前々回に続き、日本で最初にコーポラティブハウスを仕掛け、現在ではホテルの運営までを手がけるようになった同社の中川敬文社長へのインタビューを通して、ストックビジネスのエッセンスをお届けします。

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第3話の今回は、医療費削減を目指すまちづくりという新たな挑戦についてお聞きしました。

医療費を削減する「まちづくり」

大竹:ここまで「まちづくり」というコンセプトや中川さんの経営力の源泉についてお聞きしてきました。今後は、どのような分野で事業を推進していきたいと考えていますか?

中川:地方創生に少し関連しますが、現在、1万人規模の町の地域医療と地域包括ケアを具現化させる総合保健福祉センターの企画設計をはじめ、まちのグランドデザインづくりを行なっています。

大竹:医療ですか?

中川:はい。よく地方創生というと地場産業をブランド化して……というようなお話があって、それはそれで意味もありますし、お手伝いしているんですが、それよりも国として40兆円を超える医療費を少しでも削減したほうが、効果が高いのではないか?と最近は感じることが多いです。

大竹:それは、国も地方行政も喜びますね。

中川:そうなんですよ。産業がどうのというのは、もちろん雇用に関わるので大切なんですが、地方自治体にとっては医療費の削減のほうが効果がある。

大竹:確かに……。でも、医療費削減というと「風邪をひいても医者に行かない」みたいなことしか、思いつきませんね。

中川:病気になってからもそうなんですが、この仕事をきっかけに行政の方から学んだのは、予防が大切だということでした。たとえば、ベッドから起き上がって足をつく方向と畳の目が同じだと滑って転びやすいのもその一つですね。

大竹:畳の目の方向ですか!

中川:はい、ベットは畳の目と直角に交わるように置くようすると転倒を防止することができるそうなんです。

大竹:転ばせないようにする。

中川:転ぶと自助能力が下がって病気になったり介護が必要になるそうです。

介護人材を集めるための新しい働き方

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大竹 啓裕
  • 大竹 啓裕
  • 株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO

福島県出身、株式会社ハッチ・ワーク 代表取締役会長兼CEO、株式会社ストック総研 取締役会長
20代はセコム株式会社にて理想的なストックビジネスの原点を経験、その後、30歳でラーメンFCチェーンの創業メンバーとして参画、ラーメンFCとしては全国一位となる約300店のストックビジネスモデル構築の原動力となる。
40代は(株)ハッチ・ワークにて貸会議室「アットビジネスセンター」や月極駐車場探し「アットパーキング」にて国内オンリーワンのサービスを次々開発して事業拡大する。これまでの新規事業立ち上げは20事業以上。
経営者塾ストックビジネスアカデミーではストックビジネス構築を指導。
近著に『ストックビジネスの教科書』(ポプラ社)、『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』(ポプラ社)がある。

 

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