発達障害児を育てる共働き夫婦、3つの壁とは

「発達障害」「大人の発達障害」「ADHD」・・・近年本当によく目にし、聞くようになりました。「今まで診断できていなかったものが表出しているだけ」という意見の一方、「過剰診断では」との声もあります。どちらが正しいのか分かりませんが、子を持つ親としては自分の子どもが「発達障害」と診断されたら、気にしないでいる方が難しいでしょう。また情報もあふれているので、「もしかしたら、我が子も発達障害なのでは…」と悩んでいる方もいるかもしれません。

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しかし共働きだと「平日に都合がつかない」など、診断までにたどり着くのが難しいのも現状です。もし我が子に発達障害の疑いがあったら、あなたはどうしますか?

「発達障害」とは?患者数はどれくらい?

2005年に施行された「発達障害者支援法」によると、「発達障害」とは「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定められています。

現在、「自閉症」や「アスペルガー症候群」、「広汎性発達障害」などの診断名ではなく、「自閉症スペクトラム症(障害)」(ASD)と診断されることが多いようです。

ASDとは、①社会性(対人関係)の障害、②コミュニケーションの障害、③こだわりの3症状が4歳(もしくは3歳)以降からみられる場合に診断されます。

この他にも「発達障害」には、多動性や不注意などで日常生活に支障が出てしまう「注意欠陥多動性障害」(ADHD)や、知的遅れがないにも関わらず読み書きや計算、話すことなどが困難となる「学習障害」(LD)などがあります。そしてこれらは単独ではなく、併発することもあります。

患者数ですが、厚生労働省が調査を実施している「精神保健福祉資料(630調査)」の平成28年度版(16年)によると、発達障害外来患者数(1回以上、精神療法に限定しない)は94万6000人です。ちなみに2年前の平成26年版(14年)では71万2000人でした。現在(19年)は、100万人に達している可能性が高いといえます。

また診断を受けていない方も多く、正確な人数を把握するのは難しいといえるでしょう。

第一の壁…診断

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埼玉大学経済学部卒業後、テクノロジー関連の専門紙の記者に従事。
現在はビジネス・経済系メディア向けの執筆を行う。2児の母。