2019年2月27日に行われた、株式会社ゼネラル・オイスター2019年3月期第3四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社ゼネラル・オイスター 代表取締役社長 吉田琇則 氏

事業再生のロードマップ

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吉田琇則氏:みなさまこんにちは。吉田でございます。日頃より、ゼネラル・オイスターの牡蠣とお店をご愛顧いただき、深く感謝申し上げます。また、株主のみなさまや、生産者をはじめとする多くの関係者のみなさまのご支援・ご尽力に対しまして、改めて心より御礼申し上げます。本日は、弊社の2019年3月期第3四半期の決算説明をさせていただきます。

それではまずはじめに、2019年3月期の取り組みについてご説明させていただきます。今期は、黒字化を目的とした取り組みに注力しております。具体的には、適正な管理体制の実現や、既存事業の収益性の向上、コスト構造の見直しなどに取り組んでおり、来期以降の再成長に向けた土台づくりを進めております。

事業再生の進捗状況(月次売上推移)

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まず、店舗事業に関してですが、既存店売上が(2018年)11月以降、前年同期比で大きく伸びてきております。11月以降、開店以来過去最高の売上を叩き出している店舗も出てくるなど、好調に推移してきております。

事業再生の進捗状況(全店予約件数の推移)

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この理由の1つとしまして、予約システムを強化することに成功しました。その結果、全体での予約件数が前年に比べて3割を超えており、集客数も順調に増加してきております。

事業再生の進捗状況(利益推移)①

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その売上増加に伴い、利益面では不採算店の閉店やコストコントロールが進み、営業利益も順調に改善してきております。

事業再生の進捗状況(利益推移)②

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また、メニューを改変するなど、単価の向上にも取り組んでおり、その結果客単価も前年に比べプラスに推移してきております。

事業再生の進捗状況(6次産業化への取組)

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次に、6次産業化への取組についてご説明させていただきます。まず、沖縄県久米島でのウイルスフリー牡蠣の実現に向けたスモールスケールハッチェリーが完成しまして、事業化に向けた実証実験が着々と進んでおります。また、岩手県大槌町の加工工場も本格稼働し、念願のカキフライ自家製造が完成し、店舗でも提供し、お客さまからも好評を得ております。

富山県入善町での浄化センターでは、新たに当社にとって第3弾の特許を取得しました。この特許は海洋深層水を利用し、牡蠣を安全にするだけではなく、牡蠣の鮮度を長期に保ち、例えば季節の端境期などに一般には出回らない牡蠣の種類を、安全かつ新鮮に提供できる画期的なシステムになります。牡蠣の卸売り事業に関しましては、今後アジア圏の輸出にも注力していきたいと考えております。

事業再生の進捗状況(各種施策の取組状況)

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以上を踏まえ、事業再生に向けた取り組みは、グループ全体で収益改善を進め、引き続きさまざまな取り組みを進め、利益成長を果たしていきたいと思います。

2019年3月期 第3四半期 決算内容

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次に、2019年度3月期第3四半期の決算内容についてご説明させていただきます。

売上は、店舗数減少と大型台風の影響などもあり、対前年で減少しました。しかしながら、経費面ではコストコントロールの結果、原価率が改善したことや、不採算店の閉店による販管費の削減などが寄与し、営業赤字幅が縮小しました。今期は、来期以降の再成長に向けた足場固めを進めております。

今後、さらにグループ一丸でゼネラル・オイスターの利益成長を果たし、企業価値の向上を図り、お客さまや株主・投資家など、ステークホルダーのみなさまのご期待に応えられるよう、たゆまぬ努力と革新を続けてまいりますので、これからもご支援のほどよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

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