子どもが社会人になるまで、一体どのくらいのお金がかかるのかご存知ですか?育児には、なにかと費用がかさんでいくもの。具体的に必要なお金を把握しておき、しっかり備えておくことが大切です。

そこで今回は、大学までの教育費に加え、教育資金をどうやって用意すればいいのかをお伝えします!

教育費に含まれるもの

まずは、「教育費」に含まれる範囲を確認しておきましょう。文部科学省では、「学校教育費」「学校給食費」「学校外活動費」の3項目を合計して「学習費総額」としています。

「学校教育費」に当てはまるものは、授業料、修学旅行・遠足・見学費、学級・児童会・生徒会費、PTA会費、その他の学校納付金、寄附金、教科書費・教科書以外の図書費、学用品・実験実習材料費、教科外活動費、通学費、制服、通学用品費など。

「学校給食費」は、その名の通り「幼稚園・小学校・中学校において、完全給食、補食給食、ミルク給食等給食の実施形態に関わらず、給食費として徴収した経費」を指します。

「学校外活動費」は、家庭内学習費や家庭教師費用等、学習塾費等の「補助学習費」と、体験活動・地域活動、芸術文化活動、スポーツ・レクレーション活動、教養・その他の「その他の学校活動費」を合計したものです。

このように細かく分かれており、これらをまとめて「学習費」と表現されています。

公立・私立のそれぞれでかかる費用は?

では、先ほどご紹介した「学習費」は一体どのくらいかかるのでしょうか。文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」による公立・私立それぞれにおける学習費は、以下の通りです。

【公立】
幼稚園:23万3947円
小学校:32万2310円
中学校:47万8554円
高等学校(全日制):45万862円

【私立】
幼稚園:48万2392円
小学校:152万8237円
中学校:132万6933円
高等学校(全日制):104万168円

すべて公立に進学した場合、学習費の総額は以下のようになります。

幼稚園の学習費×2年=46万7894円
小学校の学習費×6年=193万3860円
中学校の学習費×3年=143万5662円
高校の学習費×3年=135万2586円

合計すると、約520万円という結果でした。大学に進学する場合、さらに追加で費用が発生します。あくまでも、これは最も安いケースと捉えておきましょう。

教育資金の捻出方法