シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は串カツチェーン店「串カツ田中」を運営する串カツ田中HD(3547)の、2019年1月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうだったか

2019年2月5日に更新された串カツ田中HDの2019年1月既存店売上高は、対前年同月比102.8%のプラス成長となりました。内訳としては客数105.3%、客単価97.6%と、客単価のマイナスを客数のプラスでカバーしています。ただし12月は113.7%と高い伸びを示しましたが、1月は102.8%で伸び率は縮小しています。

また全店売上高は144.4%とプラス成長。全店売上高の成長率は依然高いものの、12月の161.5%と比べると、既存店売上高同様に伸び幅が縮小しています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、2018年から2019年1月までの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。

前期の既存店売上高は4カ月マイナス月が存在しました。一方、今期は2カ月続けてプラスと順調なスタートです。なお、客数がプラス、客単価がマイナスという傾向は今期も続いています。

全店売上高については、前期から続く120%を超える成長が今期も継続中です。

過去1年の株価動向はどうだったか

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社株価は2017年11月末に7,000円台の高値を付けた後、下落が継続。昨年12月には2,000円を割れました。しかし1月に2,500円台を回復し、現在は2,500円前後での取引が継続しています。

今期に入り既存店売上高が2カ月続けてプラス成長となっていますが、そのプラスの継続性が今後注目されます。

串カツ田中ホールディングスの過去1年間の株価推移

参考資料:月次報告(2019年1月度)

LIMO編集部