3人ともとても良かったのですが、最終的に筆者が継続してお願いをすることになったのは、子育て経験がある方でした。その方はいつも預ける時や預け終わった時に、筆者と育児の大変さを共感してくれたり、ご自身の経験を話してくれたりしていたので、ワンオペ育児でおしゃべりに飢えていた筆者にとってはとても居心地がよかったのです。

一方で、手遊び歌や工作など保育園で教わるようなことを教えて欲しいなら保育士経験のあるシッターさんが合うかもしれません。また、産後の体のことや赤ちゃんの専門的なことを相談したい方は、助産師経験のあるシッターさんがピッタリでしょう。このあたりは、子どもの年齢によっても変わってくると感じました。

さらに、預け終わった後に子どもの1日の様子を報告してもらう際にも、それぞれのシッターさんの個性が出ます。事細かに説明してくれる方もいれば、特に変わったことがなければ報告がざっくりとしている方も。繊細な子どもであれば、シッターさんの持っている雰囲気や笑顔、声などもとても重要になってくるでしょう。このあたりは、一度預けてみないとわからないポイントです。

お試しで預けるとシッターさんに求めることも見えてくる

継続してお願いしたいシッターさんを見つけるには、子どもとの相性や子どもを安全に見てくれることは当然のこととして、自分がシッターさんと話しやすいかどうか、求めるスキルに応じてくれるかも重要です。

初回に短時間のお試しで子どもを預けてみることで、「もっと明るい声で話してくれる人がいい」「保育士や助産師の資格や経験がある20代より、特に資格がなくてもベテランの主婦の方がいろいろと頼みやすい」など、自分にはどんなシッターさんが合うかどうかも見えてきます。

今後ベビーシッターの利用を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

秋山 悠紀