皆さんは、インターネットの検索履歴やSNS上の投稿を全てパートナーに見せられますか? カップル間で「隠しごとをしない」という約束を交わしていても、ネット上で誰とつながり、どんなことに関心を持っているのか、全てを見せ合うことに抵抗感がある方は少なくないと思います。

それでは、男女がパートナーに隠したいオンラインの行動は、具体的にはどんなことなのでしょうか。

パートナーに隠したいこと1位は?

サイバーセキュリティ企業であるカスペルスキーが、6か月以上交際しているパートナーを持つ日本を含めた18か国の男女18,000人(男性9,000人/女性9,000人)に対して調査を行いました。その結果によれば、61%が自分のデジタル活動の中に「パートナーに知ってほしくないことがある」と回答しています。

国によって結果の揺らぎがあると推測されますが、具体的な内容としては、以下のような結果となっています。

【パートナーに知って欲しくないこと】
1位・・・他人に送ったメッセージの内容
2位・・・自分の支出額
同率2位・・・自分の支出内訳
4位・・・個人的なファイル
同率4位・・・ウェブサイト閲覧履歴

他人とのメッセージのやりとりや、何にいくらお金を使っているのか、そして普段どんなサイトで情報収集をしているのか……。このようなことがパートナーに知ってほしくないことの上位にあがっています。

SNSの普及によって、居酒屋や井戸端で語られ、忘れ去られていったとりとめもない会話が、時と場所を選ばずできるようになりました。同時に誰かに見られたら気まずい会話内容が、文字や画像で残ってしまうという側面も生じています。

一昔前のドラマではパートナーの手帳や財布の中身をのぞき見て、争いが勃発する場面がよく見受けられましたが、今はスマートフォンの中に相手の行動パターンや好みのタイプ、場合によっては隠していた性的嗜好など、持ち主のプライバシーが集約されています。

日本においても自分のオンライン上の行動を「パートナーに見せたくない、見せる必要はない」と考えている方は多いのではないでしょうか。

うまくいっていないカップルほど相手のアクティビティを知りたがる