子どもが立った、歩いた、喋った…。子育てをしているとさまざまなシーンで、「あぁ、大きくなったな」と感じます。子どもの成長って、とっても嬉しくてちょっぴり寂しい。

今回は、ふとしたときに感じるそんなかけがえのない瞬間について、子育て中のママに話してもらいました。昨日よりも今日はもっとできることが増えている。子どもと一緒にいる時間って、思ったよりもっと短いのかもしれません。

立った! 歩いた! 喋った!

子どもの成長を感じる瞬間、一番は「○○ができるようになった瞬間」なのではないでしょうか。

「ふと子どもの方を見ると、なんと立ってる! あのときはびっくりして感激して…。すぐに写メを撮って主人や両親に送りました」

「息子が1歳になるかならないかくらいのとき、ベビーカーで外出していたら、散歩させている犬を指さして『ワンワン』って。正直、最初の言葉は『ママ』を期待していたのですが(笑)、でも感激しましたね」

「生後9か月のときに、娘が2歩、歩きました。あの瞬間は忘れられませんね。その夜、主人の前でも数歩歩いてみせた娘。主人、泣いてました」

「娘が幼稚園の年長のとき、補助輪なしの自転車に乗れるようになりました。何度も転んでは大泣き…を繰り返してようやく乗れるようになった娘。『ママ、見て!』と言いながら得意げに自転車をこぐ娘の姿に、涙が止まりませんでした」

「小学2年生の娘が突然、『ひとりで眠ってみたい』と。どうやらクラスの仲のいい女の子が、ひとりで寝ているらしくて。それまでは私たち夫婦の寝室で3人で寝ていたのですが、その日を境に娘は自分の部屋で眠るようになりました。なんだか寂しい気持ちです」

はいはいしたり、立ったり、歩いたり、喋ったり…。周りの赤ちゃんができるようになった、と聞くと「うちの子はまだかな?」なんて焦って、ちょっと練習させてみたり、早くできるように声かけしてみたり。でも、いざできるようになると、なんだか寂しくなってしまって…。

もし、時が戻せるのなら、あの頃の自分に「そんなに焦らなくても大丈夫。この子のペースとタイミングでできるようになるからね」と声かけしてあげたい。そんな気持ちになりませんか? 親って案外、身勝手なものだったりするのですね。

目には見えないけれど…

続いて、子どもの心の成長を感じた瞬間をご紹介します。目には見えないけれど、なんだか子どもの背中が大きく頼もしく見える…そんな瞬間です。