それは夫のモラハラかも…当たっていても人格否定発言はNG

最近目にする機会が増えたモラハラ夫による被害。モラル・ハラスメントとは、バカにしたり、無視をしたり、嫌味を言ったり、人格を否定するような言動のことを言います。しかし、実は「自分がモラハラされている」と気付くまでには、意外と時間がかかるものです。

「たしかに彼の言う通り私はガサツだし」「自分には仕事ができる自信がないし」「彼は疲れてるんだからひどいことを言って私に甘えてる」と自分自身を納得させようとしたら、ちょっと待った。

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いくら的に得たことを言っていても、相手がストレスを溜めていたとしても、人格否定はしてはいけないことなんです。

的を射ているなら、言われても仕方ないと思っていたあの頃

ブス、デブ、グズ、バカ、ドン臭い、料理が下手、気遣いができない、お前に仕事なんてできるわけない…このような人格や能力を否定する発言を聞いて、「当たっているから言われても仕方ない」と思っていませんか。実は筆者自身も、「言われても仕方ない」と自分を納得させようとしたことがあります。

たとえば、料理。昔から大雑把な性格で、特に料理には自信がないので、「まずい、ゴミ、こんなの料理じゃない」と言われても、仕方ないのかもしれないと思いました。

たとえば、仕事。前職では営業職をしていましたが、元々一人で過ごしても大丈夫な性格なで、友達は深く狭くなタイプ。営業職には向いていませんでした(担当していたのが特殊な分野だったので、上司にはここ以外ならデキると思うと叱咤激励を受けたこともありましたが)。

しかし自信もなかったので、夫に「お前は社会不適合者だ、仕事なんてできるわけない」と言われても、仕方ないと思いました。

…いや、実際はこれらのことを言われた後、考え直しています。実は筆者は自分のことが好きなタイプです。できないこと、短所、苦手なこと、弱いところもありますが、できること、長所、得意なこと、強いところもあります。自分は自分、自分にできることを自分にできる最大限の努力をして生きようと、気持ちを立て直します。

また、このような言葉を、相手は職場の同僚や友達、自分の親やきょうだいに言うだろうか?と、場面を変えて考えると分かります。答えはNO。第三者がいる前ではむしろ良い人でいて、家族の前でのみこのような発言をするのがモラハラ夫の特徴。つまり「他人に聞かれるのは後ろめたい」気持ちが見て取れます。

当てはまっても人格・能力・容姿否定はNG

そもそも、いくら当てはまっているからとはいえ、人格や能力、容姿を否定する言葉を、他人に言ってはいけません。

なぜかというと、何よりも相手を深く傷付けるからです。「これくらい言われたって何でもないだろう」と加害者は思いますが、「傷付いている人がいる」という時点で、それは問題行為なのです。

また、モラハラは人の思考と言動を抑制します。否定されることで、幾度となく自分を責めたり、罪悪感を感じたり、自信を喪失したり、ショックを受ける人もいるでしょう。言われた言葉は忘れないですし、取り消しできないので、長くダメージを受けます。

本当はできたことなのに止めてしまったり、本当は楽しいことなのにつまらなくなってしまったりもします。ここまで影響を与えるモラハラは、心への暴力と言えるでしょう。

ストレスを抱えているから仕方ない?

参考記事

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都内在住のフリーライター。専門は夫婦関係とモラル・ハラスメント。子ども2人と愛猫が日々の癒し。