株式市場の振り返り-日経平均株価は5日続伸、買い一巡後は上値の重い展開に

2018年11月29日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,262円(+85円、+0.4%) 5日続伸
  • TOPIX 1,659.4(+5.8、+0.4%) 5日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,010.9(+15.2、+1.5%) 5日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,301、値下がり銘柄数:730、変わらず:86
  • 値上がり業種数:23、値下がり業種数:10
  • 年初来高値更新銘柄数:37、年初来安値更新銘柄数:6

東証1部の出来高は13億276万株、売買代金は2兆5,303億円(概算)となりました。出来高は前日より減りましたが、売買代金は概ね横ばいでした。米国株の急騰を受けたリスクオンモードが強まりましたが、週末から始まるG20を控えて積極的な売買には至らなかったようです。それでも、売買代金は連日で2兆5,000億円を上回りました。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しましたが、上値の重さが目立ちました。寄り付き直後には一時+260円高まで買われ、久々の22,500円台が視野に入りました。しかし、その後は徐々に上げ幅を縮小し、後場の終盤には一時+64円高まで下落する場面も見られています。結局、その後も大きく切り返すことなく引けましたが、何とか5日続伸を達成しました。

ちなみに、終値で5日続伸となるのは、9月13~26日にかけて記録した8連騰以来のことであり、終値が22,200円台に乗せたのは11月12日以来となりました。これだけを見ても、今回の株価調整局面の厳しさが表れていると言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きで5日続伸となりました

東証マザーズ総合指数は5日続伸、売買代金は連日で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は4,632万株、売買代金は1,025億円となり、いずれも前日より減少しました。ただ、減ったとは言え、売買代金は連日で1,000億円を上回るなど、個人投資家の物色意欲に回復の兆しが出たと見られます。

また、総合指数も5日続伸となりました。終値では10月10日以来となる1,000ポイント台回復となっています。このまま1,000ポイント台を維持していくのかは、引き続き個人投資家の物色意欲の回復が大きなカギになりそうです。

ユニーファミマHDが大幅続落、リクルートHDは一時+5%超高で連日の急騰

個別銘柄では、リクルートホールディングス(6098)が一時+5%超高を付ける連日の急騰となり、ソフトバンクグループ(9984)、ダイキン工業(6367)、京セラ(6971)など株価指数寄与の高い主力株が大幅高となりました。

また、医薬品株の多くが買われ、アステラス製薬(4503)、塩野義製薬(4507)、第一三共(4568)などが大幅上昇となり、中外製薬(4519)は年初来高値を更新しています。

その他では、前日に大幅安となったスズキ(7269)が急反発し、任天堂(7974)は一時+5%超高の急騰となったことが目を引きました。

一方、前日に急落したユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が一時▲5%超安の急落となり、終値でも大幅続落となりました。さらに、ローソン(2651)とセブン&アイ・ホールディングス(3382)のコンビニ株も大幅な連れ安となりました。

また、KDDI(9433)が▲4%安に迫る大幅安になったのを始め、NTTドコモ(9437)、楽天(4755)、日本電信電話(9432)などソフトバンクG以外の通信株が軒並み値を下げています。12月19日に新規上場となるソフトバンク(携帯事業)の影響による換金売りの可能性もありそうです。

新興市場(東証マザーズ)では、時価総額で首位になったサンバイオ(4592)が再び急騰して年初来高値を更新しました。また、マネーフォワード(3994)が大幅高となり、ソウルドアウト(6553)も急騰しています。一方、メルカリ(4385)は小幅反落となり、終値は依然として公開価格(3,000円)を大きく割り込んだままとなっています。

葛西 裕一