親が買ってきた服を何の疑問も持たずに着る、兄弟姉妹のいる家庭はすべてお下がりを着るのが暗黙の了解…。我々が小学生のころは、オシャレに興味もさほどなく、とにかく動きやすい服重視!の時代だったような気がします。

しかし時が過ぎ、最近では小学生のファッション事情は大きく変化を遂げたようです。そこで、今どきの小学生のファッションと、それに頭を悩ます親のエピソードを紹介します。

男の子はスポーツブランドに夢中

小学5年生の男の子を持つHさん。少年野球チームでショートを守っている子供は、とにかく元気いっぱい! 毎日服をドロドロに汚して帰ってくるのだとか。ここまで汚されると新しい服を買うのももったいない…とHさんは、もっぱら子供の服はリサイクルストアか友人の子供のお下がりを調達。古着とはいえ困らない量の服を持っています。

「でも、最近気づいたんです」とHさん。

「服はお下がりだけど、かなりの量を持っています。でも、息子が選ぶのはアディダスやナイキなどのスポーツブランドばかり! 他のものには見向きもしないんですよね」

気になって同級生の男の子をもつママ友に聞いてみると、さもありなん、という態度。

「そうなのよ。あのくらいの男の子って、どうもスポーツブランド系がカッコイイって思ってるみたいよ。うちの子もいつでもどこでもアディダスのジャージよ」

との返答でした。どうやら、小学生男子の一張羅はスポーツブランドなのかもしれませんね。

「なかには、すごくオシャレな子もいるんです」とHさん。

「チノパンにデニムのシャツとか、すごく素敵なコーデで登校するクラスメイトもいます。やっぱりお母さんたちの注目の的ですよ。『センスいいわね』って。でも、我が子にそんな格好させても、どうせドロドロにして帰ってくるんですけどね」

小学生女子は難しい