はじめに

普段忙しく働いている社会人にとって、休日は心身ともにリフレッシュできる貴重な日といえます。しかし、なかには「いつも特にすることがなくダラダラしている。せっかくの休日を無駄に過ごしているのでは?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?この記事では、そんな悩みを持つ社会人のために、おすすめの休日の過ごしかたについて、ご紹介していきます。

目次

1. 社会人の休日はしっかり休息をとろう
2. 社会人の家族や夫婦の休日の過ごしかた
3. 社会人の恋人との休日の過ごしかた
4. 社会人の友達との休日の過ごしかた
5. 社会人が1人でいる時の休日の過ごしかたはどうする?
6. 職業別におすすめな休日の過ごしかたとは
7. 社会人の長期の休日はどう過ごす?

1. 社会人の休日はしっかり休息をとろう

朝遅めに起きてブランチを済ませ、特に何をするでもなく昼間は昼寝、晩御飯を食べたあともTVを見ながらゴロゴロ…。そんな休日を過ごしたあとで、「貴重な休日を無駄に過ごしてしまった!」と、罪悪感にさいなまれる人も多いのではないでしょうか。しかし、それは、決して悪いことではありません。

労働基準法において、休日は「労働義務を負わない日」と定義されています。つまり、休日に労働者は働く義務はなく、また会社もこの日に労働者を働かせることはできません。そして、労働者の心身の健康を確保するために、「使用者は労働者に対して最低でも週1回、または4週間に4回以上の休日を与えなければならない」と定められています。

たしかに、「どこかに出かける」「誰かに会う」「イベントに参加する」など、予定がいっぱい詰まった休日はとても有意義に感じます。しかし、休日の本来の目的は「心身の健康を確保する」ことにあります。1日中ゴロゴロすることで、それが心身の回復につながるのであれば、それは社会人の休日の過ごしかたとしてむしろ正しい、ともいえるでしょう。

ふだん仕事が忙しく、朝も疲れが取れないままに出社しているという人は、休日に予定を入れることを控え、積極的に休息を取るようにしましょう。「ただ1日ゴロゴロとしていたのでは、休日を無駄に過ごした気がして仕方がない。」というのであれば、

  • 自分が好きなDVDを鑑賞しながらまったりと過ごす
  • 外出は午前中に済ませ、午後は昼寝をして体力を回復する

などの方法もおすすめです。

2. 社会人の家族や夫婦の休日の過ごしかた

休日の第一の目的は休息を取ること…とはいうものの、家族のいる社会人にとっては、休みは家でのんびりまったりしてばかり、というわけにもいきません。特に、子どもが小さい、パートナーが専業主婦(夫)、夫婦や家族が一緒に過ごすことができるのは休日だけといった家庭においては、自分だけでなく、家族も一緒にリフレッシュできる休日の過ごしかたを考えてみましょう。

家族がいる社会人におすすめの休日の過ごしかたをピックアップしてみました。

スーパーでお買い物

家族で一緒にスーパーにお買い物に行き、一緒に夕食のメニューを考えながら食材選びをする、というだけでも、充分に気分転換になります。特に、普段は奥様が小さな子供を抱えて一人で買い物をしているというような場合、ご主人が一緒に買い物に行くことで、いつもよりゆったりと買い物をすることができ、手軽なリフレッシュの機会といえるのではないでしょうか。

ショッピングモールに行く

最近では、ショッピングだけではなく、映画館やゲームセンターなどのエンターティメント施設を兼ね備えた大型のショッピングモールがたくさん登場しています。手軽なレジャースポットとして、食材や日用品の買い出しを兼ねて、家族で出かけてみるのもよいのではないでしょうか。

映画鑑賞

たまには家族で映画鑑賞というのも、よい気分転換になります。一番手軽なのは、レンタルショップでDVDを借りて、自宅で観賞会をすることですが、やはり映画館の大きなスクリーンのほうが見ごたえはあります。たまには家族で映画館というのもよいのではないでしょうか。映画は高いというイメージがありますが、親子鑑賞券や割引チケット、優待券などを上手に活用することで、安価に楽しむことも可能です。

テレビゲーム

家庭用ゲーム機も進化し、複数の人が一度に楽しむことができるものがたくさん登場しています。いつもは、子どもだけで楽しんでいるゲームでも、パパやママが加わることで、一味違った楽しさを味わうことができます。お菓子やジュースをたっぷりと用意して、家族でゲームパーティーというのも、たまにはよいかもしれません。

遊園地などのレジャー施設に行く

お子さんの夏休み期間などは、思い切って遊園地などのレジャー施設に遠出するという方法もあります。子供の成長につれて、家族でお出かけをする機会もだんだんと減っていきますから、家族の思い出作りも兼ねて、行けるときは積極的に行っておいたほうがよいでしょう。ただし、張り切りすぎて、翌日からの仕事がぐったり…では本末転倒です。有給休暇を取得するなど、自分の身体を休める時間もきちんと確保したうえで実行することをおすすめします。

3. 社会人の恋人との休日の過ごしかた

恋人がいる社会人にとって、休日は恋人と長時間一緒に過ごすことができる貴重な日でもあります。おうちデートもよいですが、せっかくですから、二人の時間を思い切り楽しむことを考えましょう。

以下に、恋人がいる社会人におすすめの休日の過ごしかたをピックアップしてみました。

映画を見に行く

定番中の定番といえますが、映画を見に行くことは、恋人のいる社会人にとって、もっともおすすめの休日の過ごしかたといえます。二人で映画館に出かけ、鑑賞後に作品について語り合うことは、お互いによい気分転換となるのではないでしょうか。

二人でスポーツをする

お互い身体を動かすのが好きなのであれば、一緒にスポーツを楽しむのもよいかもしれません。適度に身体を動かすことは、よい気分転換になりますし、質の良い睡眠にもつながります。テニススキーなど、二人で気軽に楽しむことができる種目を選ぶのがよいでしょう。なお、最近では、「山ガール」という言葉が登場しているように、登山に興味を持つ女性も増えています。パートナーの同意を得られるのであれば、登山を選択肢に加えてみるのも、よいかもしれません。

ドライブに行く

ドライブもよい気分転換になります。ほんの数時間移動し、途中でお茶や食事を楽しむだけでも充分ですが、時間に余裕があるのなら、思い切って日帰り旅行にしてしまうのもおすすめです。好きな人と一緒に、車内の会話や、目的地でのイベントを楽しむことで、日頃のストレスを発散し、気分もリフレッシュできることでしょう。

4. 社会人の友達との休日の過ごしかた

独身の社会人の中には、「休日は友人と過ごすことが多い。」という人もいるでしょう。友人同士で、楽しく過ごすことができる、おすすめの休日の過ごしかたについてピックアップしてみました。

カラオケ

友人同士での遊びといえば、定番中の定番ともいえるカラオケ。気の置けない仲間と一緒に、大きな声で歌えば、ストレス発散できること間違いなしでしょう。

ショッピングに行く

女性の友人同士ならば、ショッピングもおすすめです。一緒に目的のものを選ぶという行動も楽しいですが、ただウィンドウショッピングをしながら、あれこれとおしゃべりをするだけでも、気分をリフレッシュできます。

カフェに行く/飲み会をする

ただ集まっておしゃべりを楽しむというのも、友人同士ならではの休日の過ごしかたといえます。誰かの家に集まってもよいのですが、お互いの負担にならないよう、飲食店などを利用するのがベストでしょう。リーズナブルに楽しむのであれば、居酒屋での飲み会などがおすすめです。女性ならばカフェでお茶会という手もあるでしょう。なお、この場合気をつけたいのは、お店に必要以上に長居をせず、きりのよいところでお開きにするという点です。

5. 社会人が1人でいる時の休日の過ごしかたはどうする?

たとえ家族や恋人、友人がいても、社会人が1人で休日を過ごすというシチュエーションは必ずあります。そんな時におすすめの休日の過ごしかたについて、ピックアップしてみました。

睡眠

家族や恋人、友人と外出の予定を立ててしまうと、どうしても思う存分睡眠をとるということができません。1人なのですから、誰に遠慮することもないと割り切り、好きなだけ眠るというのも、たまにはよいものです。ただ、この場合、休日のうちに済ませておかなくてはいけない用事があるときは、すべて片付けたうえで睡眠を楽しむようにしましょう。

読書/DVD鑑賞/ゲーム

社会人になると、特に家族がいる人は、1人でゆっくり読書やDVDを楽しむという時間を確保しづらくなります。せっかく1人で過ごす時間ですから、読んでみたかった本、観てみたかったDVDなどを思い切り楽しむというのも、おすすめの休日の過ごしかたといえます。読書もDVDも趣味ではないという人には、ゲームを楽しむという方法もあります。ただし、はまりすぎて、必要以上にお金をかけてしまうということがないよう、注意しましょう。

勉強

社会人になっても、資格取得や昇進試験など、勉強が必要とされる場面はたくさんあります。ふだんは仕事に追われて勉強がなかなかすすまない、という人は、1人の休日を勉強の時間に充てることをおすすめします。「休日に勉強なんて」と思うかもしれませんが、人がしないときに勉強をしておくことで、ライバルに差をつけることができるかもしれません。

6. 職業別におすすめな休日の過ごしかたとは

社会人におすすめの休日の過ごしかたは、誰と過ごすかによっても違いますが、職業によっても異なります。

例えば、デスクワークが多い事務職の人には、スポーツがおすすめです。デスクワークでは、長時間同じ姿勢をとることが多く、身体が固まって凝りやすくなります。ひどくなると、慢性的な肩こりや腰痛に悩まされることにもなりますので、気分転換を兼ねて、スポーツで身体をほぐしてみてはいかがでしょうか。

また、エンジニアをはじめとする開発業務は、スケジュールに追われることが多い、技術面などで仕事に行き詰まりを感じやすいなど、他の職業に比べて、モチベーションが下がる要因が多いといわれています。このため、モチベーション管理のためにも、日常生活の中に上手に気分転換を取り入れていく必要があります。休日は、一旦仕事を忘れてカラオケなどはいかがでしょうか。

デザイナーなどのクリエイティブ職は、普段の生活の中でのひらめきも、仕事のヒントになることがあります。休日は、美術館やアート系の展覧会などに出かけてみてはいかがでしょうか。他の人の作品に触れることで、よい刺激を受けることが期待できるかもしれません。

7. 社会人の長期の休日はどう過ごす?

社会人になると、学生時代の夏休みや冬休みのような長期間の休みは、基本的にありません。しかし、お盆や年末年始、その他会社が規定する期間など、まとまった日数の休日をもらえることがあります。ふだんは、1~2日の休日で、疲労回復とリフレッシュをしていることもあり、あまり長い休日になると、暇を持て余してしまうという人も多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめの、長期の休日の過ごしかたについてピックアップしてみました。

海外旅行/短期留学

せっかくの長期の休日です。国内ではなく海外への旅行を計画してみるのもよいのではないでしょうか。観光ばかりでは疲れてしまうという人は、短期留学などもおすすめです。

海外ドラマなどを一気に見る

ドラマを一気に見るというのも、普段の休日ではなかなかできない経験です。日本のドラマは、3か月クールで10話程度と比較的短いものが多いですが、人気の海外ドラマともなると何シーズンもありますから、非常に見ごたえがあります。

自動車免許やダイビングの資格をとる

自動車免許を持っていない人は、この機会に取得を検討してみてはいかがでしょうか。合宿免許や短期通学プランを使えば、半月ほどで免許を手にすることができます。また、自動車免許はすでに持っている、という人であれば、ダイビングの資格取得などもおすすめです。

おわりに

社会人にとって、休日の基本は、仕事で疲れた心身の回復とリフレッシュです。ダラダラと過ごすのもよし。アクティブに動くもよし。自分に状況に合った、休日の過ごしかたを見つけ、仕事に対するモチベーションを保ちましょう。

LIMO編集部