貯蓄預金口座とは何か、その定義と現実

貯蓄預金金利の悲惨な現状

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「貯蓄預金」をご存知でしょうか。あまりご存知ないという方もいるかもしれません。貯蓄預金は、そもそもはしっかりと貯蓄したい人の強い味方ともいえる便利な銀行口座です(でした)。ここでは、「貯蓄預金口座とはどのような口座なのか」また「貯蓄預金口座と普通預金口座の両方を持つメリットは何か」、そして低金利の中での貯蓄預金がどうなっているかについてみていきます。

貯蓄預金とは

貯蓄預金の口座とは残高が定められた金額以上ある場合、残高に応じて段階ごとに金利が設定されている口座を指します。平時には、普通預金に比べて高い利息を受け取ることができるという特徴があります。

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貯蓄預金口座の種類

貯蓄預金口座は「金額階層別金利型」と「金額別金利型」の2種類があります。金額階層別金利型は預金残高に応じて金利が変動するタイプの貯蓄預金です。

また、金額別金利型は預金残高が一定金額以上ある場合、普通預金より高い金利がつくタイプの貯蓄預金です。

貯蓄預金口座の特徴とは

  • 個人での利用のみ
  • 普通預金同様に出し入れが自由
  • 預入金額は1円以上1円単位
  • 預入期間はなし
  • 変動金利
  • 元本保証あり(ただし、金融機関の業務または財産の状況の変化を直接の原因として元本欠損が生じる場合あり)
  • 預金保険の対象

貯蓄預金の口座が不便な点

公共料金の支払いなど口座振替、給料や年金、配当金といった受取には利用ができません。普段、自動払いサービスを利用している人からすれば、普段使いの口座ではないといえるでしょう。

ただし、「スイングサービス」を活用し、普通預金口座と貯蓄預金口座の間は、自動振替によって資金移動ができます。ただし、スイングサービスを利用するのに手数料がかかることがあります。

このため、公共料金の支払いや給料などには普通預金口座、貯蓄には貯蓄預金口座と2つの種類の口座を併用することで貯蓄をすることができます。

貯蓄預金口座の金利水準は異常事態

さて、ここまで貯蓄預金口座の魅力について見てきましたが、長らく続く低金利は異常な事態を生んでいます。

早速、メガバンクの貯蓄預金金利について見てみましょう(2019年1月4日現在)。

以下、メガバンクAの年間の貯蓄預金金利です。

  • 10万円未満:0.001%
  • 10万円以上:0.001%
  • 30万円以上:0.001%
  • 50万円以上:0.001%
  • 100万円以上:0.001%
  • 300万円以上:0.001%
  • 1000万円以上:0.001%

続いて、メガバンクBの年間の貯蓄預金金利です。

  • 10万円未満:0.001%
  • 10万円以上:0.001%
  • 30万円以上:0.001%
  • 50万円以上:0.001%
  • 100万円以上:0.001%
  • 300万円以上:0.001%
  • 1000万円以上:0.001%

と、ここまで読み進まれてきた読者の方はお気づきかと思いますが、メガバンクAもBも同じ金利ですが、もっとも「金額階層別金利型」が実現できていません。

そして、この貯蓄預金金利は普通預金の金利と同じです。

つまり、ここまで見てきた貯蓄預金口座の特徴を見いだすことができません。
口座としての使い勝手を無視して、金利水準だけを言えば、スーパー定期の金利を見ると「0.01%」と普通預金及び貯蓄預金口座の金利水準の10倍です。

金利だけを見るのであれば、スーパー定期を検討するのが良いといえます。とはいえ、その金利水準も「0.01%」です。

長期の資産形成を視野に入れた貯蓄を考えるのであれば、別の方法を検討する必要がありそうです。

参考にした資料等

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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