ファミレス「すかいらーくグループ」の最近の業績

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はすかいらーくグループの2018年8月の月次動向及び過去実績について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうであったか

2018年9月6日に発表されたすかいらーくグループの2018年8月の既存店売上高は対前年同月比+1.8%増とプラス成長となりました。

また、その内訳として客数が同+1.2%増、客単価は同+0.5%増となり、いずれもプラス成長となり、既存店売上高のプラス成長を支えました。

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今期の既存店動向の振り返り

8月は既存店売上高はプラス成長となりましたが、同グループの既存店売上高は2018年に入ってプラスであったりマイナス成長であったりとまちまちです。プラス成長であったのは、3月、6月、そして今回の8月のみで、それ以外の月はマイナス成長となっています。

全体の構造としては、2018年の各月の客単価はいずれの月もプラス成長ですが、客数が大きくぶれてきたという状況です。

直近の業績はどうか

少し前になりますが、2081年8月9日に発表された2018年12月期Q2累計決算も確認しておきましょう。

売上収益(売上高)は対前年同期比+2%増、営業利益は同▲20%減と、増収減益の決算となっています。売上収益の伸びはプラスであるものの、収益は減益となっています。

この時点では、会社による通期の連結業績予想は、売上収益が対前年度比+4%増、営業利益が同+2%増となっており、会社の経営陣が今後どのようにこの水準に数字を持ってくるのか注目です。

過去1年の株価動向はどうか

最後に過去1年の株価の動きも見ておきましょう。一言でいえば1400-1700円でのレンジ内での推移です。2月に大きく下落し1400円台をつけた後に上昇に転じましたが、現在もレンジ内の推移で落ち着いています。

引き続き、客数の変化も含めた既存店売上高の動向と会社の業績予想を達成できるのか下期の決算に注目です。

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。