シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はフライドチキンチェーンの日本KFCホールディングスが運営する「ケンタッキーフライドチキン」の2018年8月の月次動向及び同社の直近決算について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうであったか

2018年9月7日現在の2018年8月の既存店売上高は対前年同月比111.4%と大きくプラス成長となっています。また、その内訳ですが、客数が同109.0%、客単価が102.1%といずれもプラス成長となっています。

また、2019年3月期についてみると、2018年4月以降の各月で既存店売上高は6月まで100%を割れていましたが、7月からは100%を超えています。内訳で見ると、客単価は4月から100%を超えていました。一方、客数は4-6月が100%を割れていましたが、7、8月は100%を超えています。足元の既存店売上高の改善は客数の改善が牽引している格好となっています。

直近の業績開示はどうであったか

少し前になりますが、2018年8月8日に発表された2019年3月期Q1決算は、売上高は対前年同期比▲19%減、営業損失が▲5億円(対前年同期は営業損失が▲1億円)と減収・営業赤字拡大となっています。

尚、会社による通期の連結業績予想に修正はなく、売上高は対前年度比▲1%減、営業利益は同+109.6%増という計画となっており、Q1決算の状況からどのように業績を改善していけるのか、引き続き注目です。

LIMO編集部