昔から「キラキラ系ママ」「VERY系ママ」など、さまざまな○○系ママが登場してきました。そして現在も、色々なタイプのママが、それぞれのフィールドで毎日頑張っています。

そこで今回は、最近増加傾向にある「○○系ママ」をご紹介。昔から有名なタイプから、最近新たに登場したタイプまでバラエティー豊かなラインナップ。「あるある」と笑っていただければ幸いです。

インフルエンサー系ママ

一昔前なら「キラキラ系ママ」と呼ばれていたのがこのタイプ。分かりやすいのが「インスタグラマー」なママ。周囲のママたちにはもちろんのこと、ネット上でも影響力が高いママのことを指します。

ファッションコーデやライフスタイルはみんなの憧れの的。かといって、手の届かない存在ではなく、「頑張れば私もそうなれるかな?」と思わせるのがポイント。もちろんインスタグラムは頻繁にアップしており、フォロワー数も素人ながら1000人を超える有名人。

ナチュラル系ママ

その名の通り、ナチュラルなポリシーを貫いているママのことです。「必ず週1回ヨガに通う」「土曜日は作り置きおかずを作る日」など、自分の好きなことに対するマイルールを作りがちなのが特徴。

手間をかかることを、きちんと、ゆっくりと、がモットーで、やたらと酵素を育てたり、カッティングボードを手作りしたり。とにかく「丁寧でおしゃれな暮らし」にこだわっているのがこのタイプ。パンを作るのも上手だったりします。ファミリーでとってもおしゃれ。子どもは、こびとのような先がとんがった帽子をかぶっている率が高かったりします。

ほっこり系ママ

優しそう、穏やかそう、癒される…、と見た目で判断されて損しちゃうタイプのママ。色白でいつもにこやかにしている、喋り方がゆっくりしている、口調がおっとりしている…それだけで、「なんか一緒にいると落ち着くね」なんて周りに言われてしまいます。

少しでも毒を吐いたり、子どもをキツめに叱ったりすると、「え、なんか想像と違うんだけど…」なんて言われてしまうので可哀想。

インドア系ママ

お家が大好き!ママ友なんていらない、と思っているタイプのママ。寂しがり屋で、人嫌いなわけじゃないけど、人付き合いが苦手。でも、ひとたび心を許すと、深く濃い関係を築きます。ネットサーフィンが大好きで、子育て情報もネットで徹底的に調べているのでとっても知識が豊富です。

アクセサリー作りや裁縫が趣味で、腕前はプロ級。ネットで販売して好評を博したりすることも。いわゆる「オタク」と呼ばれる人がママになったのが、このタイプだといえるでしょう。

カリスマ主婦系ママ

子どもが生まれてからなかなか片付かない家に嫌気がさして、収納の勉強を始めて、整理収納アドバイザーの資格を取ってしまったり、育児ストレスに悩んでいるときにアドラー心理学に出会い、コーチングの資格を取って「ママの笑顔アドバイザー」的な肩書でコーチングの講義を行ったり、子育てで感じた気づきや悩みを自分の職業にまで昇華する、「極めた」ママのこと。

話してみると、とっても控えめだったりしますが、ブログやFacebookなどのSNSではとにかく饒舌、自信に満ちあふれています。

ギャル系ママ

説明不要、見た目は派手で若いママのこと。とっても社交的でマメ、頑張り屋さんな一面も持ち合わせています。ファッション・コスメ・スキンケア・ダイエットなどの話題が大好き。SNSでは子どものことを「姫」「うちのイケメン」などと呼んだりするけど、面と向かっては照れ隠しからか「コイツ」とか「うちの子ザル」なんて呼んだりしがち。

口調が軽いから、薄っぺらい会話しかしていないように思われがちだけど、結構含蓄のある一言を言ったりもします。子どもとプリクラを撮るのが大好き! ネイルしている手で、スマホのフリック入力はめちゃくちゃ速いです。

だからママの世界は面白い

個性豊かな○○系ママのご紹介、いかがでしたか? 最近では「育児を頑張りつつも、自分らしさを大切にしたい」というママが増えてきているように思います。どんな形でも、子どもと一緒に自分も輝ける、そんなスタイルを確立しているママってやっぱり素敵です。さぁ、この先、どんな○○系ママが登場するのでしょうか。今からとっても楽しみですよね。

大中 千景