男女でこんなに違う! 「浮気」になるのはいったいどこから?

『恋に落ちて』の名セリフに見る女心

突然ですが、あなたにとって「浮気」とはいったいどういうものですか。家庭がありながら異性と2人きりで会ったらアウト? それとも、男女の関係になってしまったら? もちろん「浮気は許しがたいもの」ということは前提に、一度、どこからが浮気なのか、じっくり考えてみませんか。

「浮気」の定義は?

まずは、浮気の定義について考えてみましょう。辞書によると、浮気とは「配偶者及び婚約者などがありながら他の異性に気がひかれ、関係を持つこと」。つまり、他の人を好きになり、肉体的な関係を持ってしまうことが「浮気」。

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さらに、法律で浮気が認定されるのは「配偶者に不貞な行為があったとき」。過去の裁判の判例では「『不貞行為』とは、配偶者を持つ者が、自由な意思のもと配偶者以外の異性と性的な関係を結ぶことを指し、相手方の自由な意思であるかどうかは問わない」と述べられています。

つまり、仮に風俗店であっても、夫ないし妻以外と性的な関係を結ぶことが浮気である、というものです。よく男性は「風俗は金を払っているんだから浮気じゃない!」と言いますが、決してそんなことはないんですね。ちなみに、離婚請求するには、2回以上にわたる不貞行為の証拠が必要となります。

では、肉体関係がなければ浮気じゃないから許せるか? そう単純にいかないのが人間の心理。

ここで、ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープ主演の1984年のハリウッド映画「恋に落ちて」をご紹介しましょう。既婚者同士でありながら、惹かれあうデニーロ演じるフランクと、メリル演じるモリー。お互いにプラトニックな関係のままデートを重ねていきます。既婚者同士の純愛(?)を描いたこの映画の名セリフがこちら。

フランクがモリーへの思いを妻に打ち明けたとき「何もなかった、何もしていない」と弁明します。しかし、それを聞いた妻は「その方がもっと悪い!」と言ってフランクの頬を激しく叩くのです。ただ、身体だけの関係なら「浮気」で済ませることができる、しかし、心を通わせてしまうと、それは「本気」になってしまう…。

時に、関係を持たない方が相手を傷つけてしまうこともあるのです。

では、あなたの浮気の定義は?

そこで、「あなたは、どこからが浮気だと思いますか?」という質問を、30~40代の既婚の男女に聞いてみました。人それぞれ、様々な意見が聞かれたのでご紹介しましょう。

【女性編】

  • 「2人きりで食事したり、遊びに行ったりしたら浮気かな。それってデートと変わらないから」(32歳/専業主婦)
  • 「メールやLINEでやり取りしたらもうダメ。間違いが起きてもおかしくないと思う」(35歳/パート)
  • 「相手の存在を私に隠している時点でアウト。私に紹介できない、ということでしょ?」(39歳/会社員)
  • 「手を繋いだらダメ」(30歳/公務員)
  • 「バレないようにしてくれたらOK。バレたらキスだけでも離婚です」(33歳/医療関係)
  • 「相手に『好き』って言ったらもう浮気だと認定する」(31歳/主婦)
  • 「肉体関係を持ったらですかね」(41歳/販売)

【男性編】

  • 「身体の関係を持ったら浮気。女性と2人で食事くらいは、下心なくてもいくからなぁ」(36歳/メーカー勤務)
  • 「相手に恋心を抱いたら」(40歳/企画営業)
  • 「肉体関係を持ったら」(37歳/商社勤務)
  • 「肉体関係以外は大丈夫」(32歳/会社員)

どちらかと言えば、女性の方が男性よりもはるかに浮気に対して厳しい見解を抱いていることがわかりました。男性の何気ない言動が、パートナーを傷つけることも大いにありうるかもしれませんね。

そしてもうひとつ、面白いことが。「浮気ってどこから?」という質問を投げかけたとき、ほとんどの女性は「相手の言動のどこからが浮気か」という意見を出してくれたのに対して、男性は「自分の言動のどこからが浮気か」という意見を述べる人が多かったのです。

「男は身体で浮気をして、女は心で浮気をする」と聞いたことがあります。全ての人に当てはまるとは一概には言えませんが、女性よりも男性の方が浮気へのハードルはグッと低いのかもしれませんね。

まとめ

「一線を越える」の「一線」は男女で大きな違いがある…その原因は、どうやら男女の価値観の違いにありそうですね。自分の中で「絶対に許せないライン」を決めておきつつパートナーのモノの捉え方や考え方をしっかりと理解しておくことは大切だなぁとつくづく感じさせられます。しかし、最終的には「浮気は絶対にいけない」という一言に尽きるのです。

大中 千景

ニュースレター

母親として、妻として、そして、ひとりの女性として、人の心に寄り添うような文章を発信していきます。