資生堂、楽天、NTTデータが急落! 日経平均株価は小反落

【東京株式市場】 2018年8月8日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小反落、一時22,800円台も後場に急落

2018年8月8日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,644円(▲18円、▲0.1%) 小反落
  • TOPIX 1,744.7(▲1.3、▲0.1%) 小反落
  • 東証マザーズ総合指数 1,027.6(+17.6、+1.8%) 大幅続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,039、値下がり銘柄数:984、変わらず:81
  • 値上がり業種数12、値下がり業種数:21
  • 年初来高値更新銘柄数:36、年初来安値更新銘柄数:66

東証1部の出来高は14億4,982万株、売買代金は2兆5,466億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。欧米株式市場の上昇を受けてリスクオンモードが高まりましたが、主力企業の決算発表を受けて様子見スタンスに転じる投資家も少なくなかったようです。活況な商いとは言い難いものの、売買代金は2兆5,000億円を上回りました。

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そのような中、日経平均株価は後場に乱高下となりました。前場から堅調に推移し、後場の寄り付き直後には一時+137円高まで上昇し、取引時間中としては7月20日以来となる22,800円台を付ける場面が見られました。

しかし、午後1時半過ぎから急落し、一時▲52円安のマイナス圏へ急降下します。その後は徐々に戻しましたが、最後に再び失速して小反落で終わりました。

なお、TOPIXも同じような値動きで小反落となっています。

東証マザーズ総合指数は大幅続伸、売買代金は19日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は3,762万株、売買代金は745億円となり、いずれも前日より減少しました。依然として個人投資家の物色意欲の戻りは鈍く、出来高は4,000万株を割り込み、売買代金は19日連続で1,000億円を下回る低調な商いとなっています。

ただ、総合指数は大幅反発となり、続伸で引けました。引き続き1,000ポイント割れの懸念が残る中、個人投資家の投資意欲を刺激するような物色テーマの登場が待たれましょう。

資生堂が決算発表直後に急落、ソフトバンクグループは連日の年初来高値更新

個別銘柄では、後場(13時30分)に決算発表を行った資生堂(4911)が、発表直後から急落し一時▲8%安に迫るまで下落しました。なお、終値も▲4%超安の大幅下落でした。

また、NTTデータ(9613)が一時▲7%安に迫る急落となり、楽天(4755)も一時▲5%安の急落となっています。

その他では、ソニー(6758)やシャープ(6753)などハイテク株の一角が軟調に推移し、トヨタ自動車(7203)やスズキ(7269)など自動車株の一角も売られたようです。

一方、前日に急騰したソフトバンクグループ(9984)が一時+5%超高まで上昇する連日の急騰となり、年初来高値を更新しました。

また、キーエンス(6861)が大幅高となり年初来高値を更新し、ファナック(6954)も大きく値を上げるなど、FA関連株が買われたようです。

その他では、総じて冴えない値動きだった医薬品株の中で、アステラス製薬(4503)が年初来安値更新となったのが目を引きました。

新興市場では、そーせいグループ(4565)が値を下げた一方、サンバイオ(4592)が大幅高となり、医療バイオ関連株では時価総額トップが完全に入れ替わりました。その他では、串カツ田中ホールディングス(3547)やシルバーライフ(9262)が大幅高となっています。ただ、極端に値を上げた銘柄はなかったと見られます。

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。