株初心者から「いつ株を買ってよいのかわからない」とか「いつ株を売ってよいのかわからない」という声をよく耳にします。

投資に関して自由度の高い個人投資家は、細かなことにこだわらない投資がが可能です。

目先の投資タイミングを選びたがる投資家は多いですが、今回は時間軸の長いタイミングについて考えてみましょう。

お金持ちが金融危機でさらにお金持ちになるメカニズム

「お金持ちは金融危機の度に資産が増える、その理由とは」で見てきたように、お金持ちである「富裕層」もいつもリスク資産に資金のほとんどを投じているわけではなりません。

富裕層のポートフォリオの約30%程度は「現金及び現金同等物」を持っています。いわゆる「キャッシュ」です。

富裕層はリスクをとった運用した結果として富裕層になったかというと必ずしもそうではありません。富裕層こそ、ポートフォリオを見る限り、手元の流動性をしっかり確保して機動的に動くことができる準備をしているように見えます。

意外と頻繁にやって来る金融危機と相場の大幅下落

アジア通貨危機(90年代後半)、ITバブル崩壊(2000年はじめ)、サブプライムローンバブル崩壊によるいわゆるリーマンショック(2008年)、コロナ危機(2020年)、ロシア・ウクライナ侵攻(2022年)など、世界を巻き込む金融危機や相場の大幅下落は割と高い頻度でやってきます。

ざっくり10年に1度は金融危機に直面しているともいえるでしょう。富裕層といえどもこうした金融危機から資産が棄損する状況から完全に逃げ切れる人はあまりいないのではないでしょうか。

では、富裕層は、なぜ金融危機の度に資産が大きくなっていくのでしょうか。

金融危機で買い出動できるか

ポイントは、そうした金融危機で株価が大幅下落した際、手持ちの現金で株式の買い出動ができるかどうかです。

投資信託のいわゆるファンドマネージャーなどは、顧客から資産を預かっている手前、将来株価が下落すると予想していても、高めのキャッシュ(現金)ポジションを持つことが自由にできないこともあります。一部のバランス型ファンドなどでは機動的にキャッシュポジションを高めることができる投資信託もありますが、一部といえます。

個人投資家であれば、そうした状況ではキャッシュポジションを活用して、自分が目をつけていた株やいわゆる「優良株」を仕込んでいくことができます。実は、世界を代表する投資家のウォーレン・バフェットの投資スタイルもこれに近いところがあります。

米国株などはこうしたスタイルが機能してきたといえるでしょう。まさに、「金融危機だけ株を買い、あとは寝て待つ」が一つのスタイルとしてありともいえたのかもしれません。

日本株は循環株の特徴に注意

ただ、日本株では注意が必要で、TOPIXの長めの株価チャートを見ていただくとお分かりになるかと思いますが、バブル経済崩壊後はTOPIXが800から1800のレンジ内で上下を繰り返して動いています。

これまでは「TOPIXが800で買い、1800で売却」すれば、超過収益を手にすることができたはずです。これはプロ投資家である機関投資家も口にしてきたことです。日本株全体で見れば、ずっと買いのポジションというよりは、適切にメンテしたやることが必要です。

タイミングを選びたいのは皆同じ

投資をする際にタイミングを選びたいのはよくわかります。株式市場が堅調な際にタイミングを選ぶのと金融危機という異常事態でタイミングを選ぶというのではその性質も大きく異なります。

タイミングをとるというのも、自分のスタイルに合わせ、どのようなタイミングを重視するのかというのを考えてみてもよいかもしれません。

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制作:NP・UX推進室

LIMO編集部