株式市場の振り返り-日経平均株価は4日続伸、一時23,000円台回復が視野に入る

2018年7月18日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,794円(+96円、+0.4%) 4日続伸
  • TOPIX 1,751.2(+6.1、+0.4%) 4日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,049.8(+18.2、+1.8%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,444、値下がり銘柄数:579、変わらず:79
  • 値上がり業種数25、値下がり業種数:8
  • 年初来高値更新銘柄数:59、年初来安値更新銘柄数:10

東証1部の出来高は11億4,604万株、売買代金は2兆1,670億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。FRBパウエル議長の議会証言で大きなサプライズがなかったこと等から、全体的に積極的な売買を控える模様眺めムードが強まりました。

売買代金は何とか2兆円台を維持しましたが、出来高は12億株を割り込むなど閑散な商いだったようです。

そのような中、円安進行などを背景に日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。ただ、前場の半ばに一時+251円高となって23,000円台回復が徐々に視野に入ったものの、大引けに掛けて失速して引けています。

大引けに掛けて失速するパターンは前日と同じでしたが、今回は安値引けとなったのが違いです。

なお、TOPIXも同じような値動きでした。

東証マザーズ総合指数は反発、売買代金は4日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は4,375万株、売買代金は773億円となりました。出来高は前日より減少しましたが、売買代金は横ばいとなっています。新興市場は再び閑散な商いとなり、売買代金は4日連続で1,000億円を下回りました。

なお、総合指数は反発しましたが、引き続き1,000ポイント割れの懸念が残ったままと言えそうです。

ソニーが4日連続で高値更新後に下げに転じる、三菱自動車は年初来高値更新

個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)が大幅高となって年初来高値を更新し、TDK(6762)、アステラス製薬(4503)、エーザイ(4523)なども高値更新となりました。

また、円安進行を好感してマツダ(7261)、SUBARU(7270)など自動車株が値を上げ、三菱自動車(7211)は年初来高値更新で引けています。

一方、ソニー(6758)が取引時間中に5日連続で年初来高値を更新しましたが、その後は売りに押されて小幅安で引けました。また、シャープ(6753)が一時▲5%安に迫る急落となり、任天堂(7974)も大きく値を下げています。

新興市場では、ジェイテックコーポレーション(3446)が冴えない値動きで年初来安値を更新し、ユナイテッド(2497)も取引時間中に安値を付けました。一方、ブランジスタ(6176)が急反発となり、ZUU(4387)も大幅続伸となっています。

***投信1はLIMOに変わりました***

青山 諭志